滝沢秀明主演の木曜時代劇「鼠、江戸を疾(はし)る2」(NHK総合)が'16年4月クールに放送されることが決定し、取材会が行われた。
同作は、'14年1月から放送された「鼠、江戸を疾る」の続編。滝沢は大泥棒・鼠小僧こと甘酒屋の次郎吉を演じる。昼は遊び人の次郎吉だが、夜になれば怪盗・鼠小僧として武家屋敷から千両箱を盗み出しては、貧しい庶民に分け与えている。
取材会に出席した滝沢は、「これまでドラマを何本かやらせていただいていますが、続編というのは初めて。ドラマは、撮影中は視聴者からの反響が届きにくいこともあって、パート2が実現して、やっと(受け入れられたという)実感が湧いています」と喜びのコメント。
演出・黛りんたろう氏も、「放送終了から半年ほどで、再放送を望む手紙がたくさん届きました。これほど切々とした手紙をもらったのも初めてで、待ち望まれているんだなと思いました」と、こちらも予想以上の反響があったことを明かした。
そんなパート2の見どころの一つは、パワーアップした殺陣。制作統括の内藤愼介氏によれば、「滝沢歌舞伎」などにも参加したアクションコーディネイター・諸鍛冶裕太氏が制作陣に加わり、前作以上に派手な立ち回りが見られるという。
黛氏は、「ちょうど昨日撮影したのですが、すごかった。滝沢さんは、(一緒に仕事した)大河ドラマ『義経』のころからすごかったけど、パート1よりもレベルアップしています。昨日は、相手の匕首を回し蹴りで落とすような場面もありました」と、アクションシーンに太鼓判を押した。
アクションといえば、大泥棒ならではの屋根瓦の上を走るシーンも健在。前作の撮影時には、「難しかった」と語っていた滝沢も、「最初はどうしようかと思っていましたが、今は慣れたもので、『瓦なら任せて』という気持ちで演じています」と胸を張った。
最後は、「純粋にエンターテインメントというか、時代劇の枠を超えた作品です。老若男女、見れば楽しめる作品になっていると思います」と今作をアピールした滝沢。その勇姿を見られる日が待ちきれない!
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)