「劇場版 びったれ!!!」の完成披露試写イベントが11月3日に都内で行われ、主人公の伊武努を演じた田中圭、伊武の娘・かりんを演じた岩崎未来、金田敬監督が登壇した。
同作品は、田島隆の人気漫画「奮闘!(きばれ)びったれ」を原作にした同名ドラマ(1~3月tvkほか)を映画化した作品。広島の街を舞台に、“お人好しで頼りないシングルファーザー”“切れ者の司法書士”“元・極道”という3つの顔を持つ伊武が、理不尽な目に遭う庶民を助けるべく奮闘する姿を描く。
初めての一般披露を前に、登壇した田中は「ドキドキはしています。ドラマからスタートして映画を撮影して、きょうを迎えられたのですごい幸せですし、不安はありますが、皆さんに見てもらうのも楽しみ」とあいさつ。
映画版で初めてオール広島ロケが行われたことについては、「スケジュールがタイトだった」と振り返ったが、金田監督から「毎晩、酒を飲みに行っていた」とツッコまれる一幕も。田中は「おいしかったですね。おいしいものをとりあえず食べてやろうと思っていた」と、竹中直人や山本耕史と広島の酒やグルメを楽しんでいたことを告白した。
また、久しぶりの“親子再会”となった岩崎から「(ドラマ撮影で)初めて会った時、やくざの格好をしていたから怖かったけど、お喋りしたらかっこよかった」と言われると、田中は思わず顔をほころばせ“パパの顔”に。「ずっと親子でやってるはずなんですけど、(ドラマの最初のころは)すぐに森カンナちゃんの方に懐いちゃう。ちょっと寂しい思いはしました」と、森に嫉妬していたことを明かした。
最後に田中が「東京(で公開される劇場)は2カ所なんですよね? 皆さんが思うほどどこ行っても見られるというわけではないので(笑)」と笑いを誘いながらも「自分たちもこれから頑張りますし、制作・宣伝(担当者)も頑張ります。ただ、やっぱり映画というのは口コミが本当に大事なので、面白かったらもちろん、面白くなくても『面白かったよ』と言っていただけると(笑)。僕自身、この伊武努というキャラクターがすごく好きなので、可能であれば何年後かに挑戦したいという思いもあるし、またみんなで集まりたいという願望があるので、ぜひ皆さんで盛り上げていただけると助かります」と、作品への熱い思いを語り、イベントを締めくくった。
同作品は11月28日(土)より角川シネマ新宿ほか全国で公開され、11月7日(土)より広島で先行上映される。
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