「女優霊」「リング」「クロユリ団地」などで知られる中田秀夫監督の最新ホラー映画「劇場霊」が11月21日(土)より全国で公開される。「劇場霊」は、舞台の主演を巡り女優同士の争いが繰り広げられる劇場で、女性の変死体が発見され、スタッフやキャストが次々と恐怖に巻き込まれていくというストーリー。主人公の若手女優・沙羅を演じる島崎遥香にインタビューを行った。
―主人公の沙羅も芸能界で女優を目指しているということで、ご自身の気持ちと重なるところはありましたか。
数年前の、AKB48に入った頃を思い出して演じました。(沙羅は)とにかく目立たず、何に関しても上手くいかない役だったので、この部分でリンクするところがありました。
―映画の中でマネージャーさんに説教されるシーンもありましたが、そういったことも実際にありましたか。
当然ありました(笑)。内容は覚えてないですが、何回も怒られた記憶はあります。
―演じてみていかがでしたか。
女優さんは大変だなと思いました。数ヶ月間その役というか、自分以外の人であり続けるのは気持ち的にも疲れるし。撮影中は朝が早くて夜が遅い日々が続くので、体力的にも大変でした。
―女優の仕事の魅力を感じた部分はありましたか。
普段、私達はタイムスケジュールにそって1日で色々なことをやっているので、今回みたいに数ヶ月間時間をかけて1つのものを作りあげるのは初めてでした。大変だけど本当に素敵なことだなと思いました。
―撮影の現場では共演者の方とはどのように過ごしていましたか。
監督からは、オンとオフの切り替えが慣れていないから、共演者とあまり話さない方がいいと言われていたので、全く話さないで終わってしまいました。でも元から自分から話しかけるタイプではないので、困ることはなかったです。
―疲れた時の自分なりのリフレッシュ法とか、気持ちの切り替え方を教えてください。
好きな物を食べることですかね。シャインマスカットが好きで、撮影中は山梨で撮影することが多かったのでよく食べていました。あとは、雑誌を見たり、これ終わったらここに買い物に行こうって考えたりしていました。
―お休みの日はどう過ごされていますか。
とにかく寝てます (笑)!あとは友達とごはんに行ったり。誘われれば外に出ますけど、家だとひたすらテレビを見ていますね。バラエティをよく見ます。
―ホラーはご覧になりますか。
普段は見ないのですが、「劇場霊」を撮影する前に何本か見ました。「リング」と「クロユリ団地」と「仄暗い水の底から」。怖いというより感動しました。
―どういうジャンルの映画が好きですか。
暗い映画で、ハッピーエンドじゃない作品が好きですね。アニメだとジブリ以外はあまり見ないです。
―暗いものに惹かれる理由は何ですか。
ハッピーエンドって人生のなかでそんなに起こりえないというか(笑)。なので、現実味のある内容が好きです。日常的にあるものを描いているほうが共感できたりするので。
―暗めの映画で一番好きな作品は何ですか。
えー、迷っちゃうな。でも暗くて泣けるという意味では、「八日目の蝉」が一番泣けました。
―いずれそういう映画に出てみたいですか。
はい。暗い映画に出てみたいです(笑)。
―では、今後映画とかドラマでチャレンジしてみたい役はありますか。
探偵!小さい頃に探偵という職業をテレビで見て、それがきっかけでなりたかったんです。
―最後に、将来どんな女性になりたいですか。
「大人らしい大人」ですね。ちゃんと言葉を知っていて、上品で、おおらかというか、優しい人。私のおばあちゃんみたいになりたいですね。
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