11月13日にHuluとJ:COMで一挙配信されたオリジナルドラマ「フジコ」(全6話)で、若かりし頃のフジコとその恋人・裕也を演じる郭智博、小野花梨にインタビューを行った。
前日に続いて後半戦となる今回は、郭と小野が印象に残っていうシーンや、今後演じてみたい役、読者へのメッセージなどを語ってもらった。
【「フジコ」郭智博『過激な描写も見応えがありました』より続く】
――全体を通して好きなシーンや印象に残っているシーンはどこですか?
郭:僕は(フジコと)二人でバラバラにするところですね。バラバラにした後にプロポーズをするという(笑)、すごいシーンですよね。あそこは心に残っています。
小野:私は裕也くんのバイト先で初めてチューをするところ。あのときが、フジコが一番幸せを感じてキラキラしていたと思います。少しモヤがかかっていて、映像もきれいなので、あのシーンは大好きです。
――こういった強烈な役を演じた後、引きずりますか?
小野:私はめちゃめちゃ引きずりました。役がというより、郭さんももちろんですが、スタッフさんや他のキャストの皆さんなど、とても良くしてもらいました。
そう言うと薄っぺらく聞こえるかもしれませんが、皆さんにたくさんお世話していただいたので、「終わっちゃったなあ…、寂しいなあ…」と思いましたね。もうちょっとこう、うまくできたんじゃないかなという思いもずっとありましたが。
郭:僕は割とスパッと切り替えられました。でも、やっぱりフジコの立場で考えると、大変だったと思いますよ。あの役ですからね…。
――裕也くんも殺されてしまうわけですからね(笑)。
小野:結構あっけなく死んじゃうんですよね(笑)。一番手が掛からなかったような(笑)。あの現場はとにかく暑くて…。
郭:(笑)。押し入れにガムテープをはって、フジコの感情が爆発するところですからね。見ていて大変そうだなぁと思っていました。
――ガラッと話題が変わりますが、この冬に何かやってみたいことはありますか?
小野:何だろう(笑)。冬は…寒いですよね。私、寒いのが苦手なので、冬はとても嫌なんです(笑)。だから、じっと夏を待ちます。
郭:僕は、ダーツを真剣に始めて今月で2年になるんですよ。ダーツのレーティングがあるんですが、それを何とか2ケタにしたいなと思っています。
小野:おお、頑張ってください(笑)。
郭:うん。
――ちなみにお二人がリラックスする方法はどんな瞬間ですか?
小野:私はコミュニケーションを取ることが大事だと思うので、いろいろな人と話します。大人の方と接する機会も多いのですが、私とは経験値が全然違うのでそういう方とお話しをしたり、聞いていただいたりする時間はとても貴重で楽しいです。
――あまり人見知りはしない方ですか?
小野:“自称・人見知り”なんですけど、会う方会う方に「絶対違うでしょ!」と言われるので、たぶん違うのだと思います(笑)。
郭:うん。違うね。
小野:(笑)。そうですかね?
郭:だって、僕の方が人見知りですから(笑)。
――そんな人見知りの郭さんのリラックス方法は?
郭:僕はゲームです。撮影の合間は、携帯ゲームをずっとやってリラックスしていますね。「全部忘れよう!」と思って(笑)。家ではRPGのテレビゲームなどをやっています。
――今後、こういう役をやってみたいなどがあれば教えてください。
小野:私は普通の女子高校生の役をやってみたいです。今まではあまり普通の女子高校生を演じたことがなかったので、「普通の女子高校生」でお願いします。でも、どの役でも頂いた役を全力で頑張ります!
郭:何ですかねえ…。僕はアクション系の役をやったことがないんですよ。でも、こう見えて僕って運動神経がいいんですよ(笑)。そんなに鍛えているわけではないですが、昔から運動神経がいいんです。
――差し支えなければ、運動神経がいいエピソードを教えていただけますか?(笑)
郭:僕って平均的にできちゃうんです。AB型なので(笑)。どれか一つズバ抜けてできるものがない、というのが短所でもありますが、平均的にできてしまう人間です(笑)。だから、体を張った系というかアクションをやってみたいです。
――最後に配信はもうスタートしていますが、これから見られる方にメッセージをお願いします。
小野:全体となると私が見どころを語るのは厚かましいので…。自分のシーンでは毎日がやばい!やばい!と言いたくなるようなシーンの連続だったので、毎日集中して、いろいろと考えながら、全てを出し切ってやったつもりです。
完成して後悔の方が多いですが、今できること精いっぱい出しました。尾野真千子さんの学生時代を演じましたが、尾野さんは昔からすごく大好きな方なので、恐れ多い気持ちが強かったのですが、とても貴重な経験をさせていただきました。必死にやっているな~という温かい目で見ていただけたらうれしいです。
郭:フジコの“生きざま”“殺しざま”もそうだと思いますし、地上派とはまた違う描写が見られるはずなので、地上波のドラマを見慣れた方々にも見てほしいです。全然違う刺激が得られると思うので、ぜひご覧ください。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)