10月23日(金)に渋谷のWWWにて、ムービープラス presents「SFハロウィン・ナイト」というイベントが開催された。このイベントでは、ムービープラスで12月に放送する「特番『バック・トゥ・ザ・フューチャー』吹替声優同窓会」の公開収録も行われた。
デロリアンを愛車とするほど「バック・トゥ・ザ・フューチャー」好きで知られる映画コメンテーターの有村昆を司会に迎え、マーティ役の三ツ矢雄二、ジェニファー役の佐々木優子、ビフ役の玄田哲章が登場すると、大きな拍手が起こった。
30年前を振り返るトークでは、当時は事前にビデオを渡されることがなく、アフレコ現場でみんなと一緒に“通し観”をしていたそうで、あまりの面白さに、リハーサルということを忘れて観入ってしまったことや、ディレクターによる当日のセリフ直しだけで2時間もかかったことなど、懐かしい思い出話に花が咲いていた。
「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」の生吹き替えのコーナーでは、三ツ矢が主人公のマーティだけでなく、女性も含むその家族全員を吹き替えしたことに触れて「あの頃からグレーゾーンだったんです(笑)」とコメントすると、会場は大いに盛り上がった。また、玄田自身も作品中でお気に入りだという「トントン!もしもし?お留守ですかぁ?」というセリフも生で聞けるなど、往年のファンにとって心をくすぐられるコーナーとなった。
イベント後のインタビューでは、三ツ矢が「この作品に出会わなかったら自分が違う場所にいたかもしれない」、佐々木は「声優人生を変えた作品」と語るなど、この作品との出会いによる仕事への影響力の大きさをうかがわせた。また、玄田は「当時は作品を作ることに精一杯で全体像は見られなかったが、後になってすごい作品だったと感じる」と述べた。3人のコメントからは、30年間もの長きに渡り人気を維持している「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という作品に関わることができた役者としての喜びも感じられた。
現在、現場では「3人が揃うことは滅多にない」という非常に貴重な機会となったこのイベントの模様は、12月7日(月)にCS放送 ムービープラスにて放送される。
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