青木崇高、「ちりとてちん」制作の地に凱旋!

2015/11/13 22:48 配信

ドラマ

時代劇「ちかえもん」の取材会に出席した(写真左から)早見あかり、小池徹平、主演の青木崇高、もうひとりの主演の松尾スズキ、優香、山崎銀之丞(C)NHK

'16年1月14日(木)にスタートする木曜時代劇「ちかえもん」(NHK総合)の取材会が行われ、主演の青木崇高松尾スズキ、共演の優香小池徹平早見あかり山崎銀之丞が出席した。

「ちかえもん」は近松門左衛門の人形浄瑠璃の傑作「曾根崎心中」の誕生秘話を大胆に創作した人情喜劇。

スランプに苦しむ中年作家・近松(松尾)は、行きつけの店で謎の渡世人・万吉(青木)と出会う。人情深い万吉に巻き込まれ、周囲のもめ事の解決に奔走する中で、人間のたくましさと本物の愛を見いだした近松は、やがて傑作「曽根崎心中」を書き上げる。

かつてNHK大阪放送局制作の連続テレビ小説「ちりとてちん」('07~'08年、NHK総合ほか)に出演した青木にとって、本作は同じNHK大阪放送局制作。しかも「ちりとてちん」の脚本家・藤本有紀が本作も手掛けるとあって、縁を感じさせる作品となった。

青木は「NHK大阪局には昔お世話になりました。その頃にお世話になったスタッフさんもいらっしゃって、やっぱりNHKのドラマの中でも特別な気持ちです」とコメント。

さらに「僕は大阪の人間なので、関西にしばらくいられるのはうれしいものがあります。(これまでも)藤本さんの脚本で、いろいろと暴れ回らせてもらっていたので、今回も暴れ回って、ちかえもんにちょっかいかけて、というのを楽しくやりたいと思っています」と意気込む。

もうひとりの主演・松尾は「NHKさんのドラマにはよく呼んでいただいています。ただ、ことし53歳になるのですが、大体60代の役なんですよね。近松門左衛門は50歳という設定の役なので、久しぶりに実年齢にあった役をいただきました」と笑いを誘う。

続けて「私自身、劇作家もやっているので、(役どころが)浄瑠璃作家ということでリンクするものもあります。この後、近松門左衛門が『曾根崎心中』という名作を、50歳を過ぎて書くというのは、最近年を追うごとに作品本数が少なくなっている身としては、『希望を感じられる話だな』と思っています」と語った。

万吉と近松が解決に奔走する“もめ事”を起こすひとりであり、「曾根崎心中」の登場人物となる徳兵衛役の小池徹平は、「徳兵衛とお初(早見あかり)が心中する話なのですが、前半はずっとイチャイチャさせてもらっています。昨日も一日中イチャイチャするシーンで、『本当に心中しにいく話なのかな』と思うような楽しい話です」と明かした。

また、優香は近松行きつけの「天満屋」の年増遊女・お袖を、山崎は謎の証人・黒田屋九平次を演じる。