かつて日本中を熱狂の渦に巻きこんだ総合格闘技イベント「PRIDE」が、新たに「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」として復活。
12月29日(火)から3日間にわたってさいたまスーパーアリーナで開催され、12月29 日(火)、31 日(木)の模様は試合開始から終了まで、スカパー!でノーカット完全生中継する。
同イベントは、かつて“60億分の1の最強男”と呼ばれたエメリヤーエンコ・ヒョードルの復帰、元大関・把瑠都の総合格闘技デビュー、桜庭和志vs青木真也のスペシャルマッチ…と話題が豊富で注目を集めている。
RIZIN統括本部長は、PRIDEでも統括本部長を務めていた高田延彦。開催を約1カ月後に控え、イベントへの意気込みを語った。
「生中継ということへの期待感と、一方でどうなるか分からない怖さもありますが、それがライブイベントの醍醐味ですからね。選手、観客、そして僕ら運営陣…会場全体が同じ温度感を感じられるようなイベントにしたいですね」と意欲を見せた。
2004年のPRIDEで会場を沸かせた、ふんどし姿を披露するのかについて聞かれると「今回は期待しない方がいいですね(笑)。あれから8年ですよ、50歳超えてから体型維持が大変で…銭湯なんかに行くのもはばかられるくらいなんですから(笑)」とコメント。
今の格闘技界について話が及ぶと「PRIDEが終わった8年前から、“PRIDEロス”のような気持ちがありましたが、この8年の間にためた爆発力で格闘技への熱気を取り戻し、RIZINを世界最高峰の“格闘技の聖地”にしたいですね」
本イベントの注目選手、エメリヤーエンコ・ヒョードルについては「“あの(全盛期と変わらない)ヒョードルを見たい”ってみんな思ってる。今の彼は、あのころと同じオーラを感じましたよ。今度こそ、最後の試合になるかもしれないですからね。テーマ曲にのって花道を歩く姿から、ゴングが鳴ってリング上で縦横無尽に技を繰り出す姿まで、余すところなく楽しんでほしいですね」と期待を寄せた。
本大会は3日間の長丁場となるが「のどがあまり強い方じゃないんですよ。『出てこいや!』を連発しすぎると痛めてしまいますから、抑え目にしないと(笑)。でも、のど以外は心配ありません。完全ノーカットで生中継ですからね、フルパワーでいきますよ!」とイベントへの熱い思いで締めくくった。
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