【ドリフェス】関ジャニ∞「きょうはふざけません!」

2015/11/25 17:11 配信

音楽

ドリフェス最終日、5番手に登場した椎名林檎

11月21日~23日まで東京・代々木競技場第一体育館で行われた「~5th Anniversary~テレビ朝日ドリームフェスティバル2015」。3日目は関ジャニ∞キュウソネコカミ凛として時雨aiko椎名林檎X JAPANが登場した。そんな3日目の模様を完全リポート!

トップバッターで登場したのは、関ジャニ∞。それぞれ「KANJANI EIGHT」と書かれたラフなTシャツスタイルで、ステージに現れた彼らは「ズッコケ男道」をバンド演奏で披露し、トップギアのスタートを切った。

渋谷すばるが「代々木ー!」と雄たけびを上げると、会場は一気に熱気に包まれ「キング オブ 男!」「宇宙に行ったライオン」「LIFE~目の前の向こうへ~」まで、ぶっ通しでバンドパフォーマンスを繰り広げる。

5曲目を前に錦戸亮は「代々木の皆さん、こんにちは! 関ジャニ∞です! きょうは、ふざけずに一生懸命、音楽頑張ります! もうちょっとやるんで! 何とぞよろしくお願いします! じゃあ、新曲やります!」と意気込み、自身が主演を務めるテレビ朝日系の金曜ナイトドラマ「サムライせんせい」主題歌「侍ソング」を披露した。

さらに渋谷が「もうちょっとなんで、もうちょっとお付き合いください! 暴れてっていいんだよ? 初めましての人すいません!」と会場をあおると、インスト曲「High Spirits」を演奏。

横山裕のトランペット演奏で会場をさらに引き込むと、続けて「勝手に仕上がれ」では「K!A!N!J!A!N!I!E!I!G!H!T!」のコールで観客と共にシャウト。

そして最後の曲を前に、渋谷は「去年このフェスに僕1人で出させてもらいまして、その時に『7人で関ジャニ∞ってグループやってるんで、よろしく!』と言わせてもらったんですけど、ことし、こうして7人で今ここに立てていること、最高に幸せです。ありがとうございます。本当に光栄に思ってます。また来年も出たいなぁ~」と野望を語り、「あの僕ら、音楽ももちろんそうですけど、他にもいろんなことやっています。バラ売りもやってるんで、これを機にちょっとでも興味を持っていただけたら…関ジャニ∞をこれからのぞいてみてください。毎年、ツアーも、リリースもしているので、ぜひ興味があったらよろしくお願いいたします!」とあいさつ。最後までオールバンド演奏でラスト曲「オモイダマ」をしっとりと歌い上げ、ステージを後にした。

続いては、次世代バンドとして人気急上昇中のキュウソネコカミ。予定時刻より早くステージに上がった彼らは「リハやってもいいですかー!?」と、なんと“公開リハーサル”を開始。「伝統芸能」を演奏し始めると、ボーカルのヤマサキセイヤが花道を赤い法被を着て練り歩き、花吹雪を舞わせるというパフォーマンスで開始前から、観客の度肝を抜いた。

「知らない人も付いてこーい!」という絶叫とともにライブ本番がスタート。CMテーマソングとして話題の「MEGA SHAKE IT!」を皮切りに、「ファントムヴァイブレーション」「ビーフorチキン」「ハッピーポンコツ」を披露。ヤマサキが「あ~! 会場がでかい!」と興奮した様子を見せると、キーボード&ボーカルを務めるヨコタシンノスケも「僕らこんなキャパでやったことないんですよ!」と目を輝かせた。

「日本のどのアーティストよりも共感できるフレーズを持ってきました!」と言い、「DOQなりたい、40代で死にたい」では観客と共に「ヤンキー怖い!」というフレーズを大合唱。会場の雰囲気を一体にさせた。最後には「aiko! きのう、誕生日おめでとう!」とヤマサキがダンボールで作られたカブトムシの衣装に身を包みaikoの「カブトムシ」を歌唱。見事に異色の存在感を知らしめ、出番を終えた。

続いては、男女ツインボーカルの3人組バンド・凛として時雨。最初の曲「Who What Who What」で、その高音ボイスを響かせると一気に会場の気持ちをつかんでいく。「I was music」「DISCO FLIGHT」を歌った後、ドラムのピエール中野は「僕、X JAPANに憧れてドラムを始めたんです。今、どうしてもここで飛んでもらいたいジャンプがあります」と熱弁し、X JAPAN本人が控えるステージ上で観客と共に“Xジャンプ”を行い、夢をかなえた。さらに「感覚UFO」「傍観」などを披露。音楽と照明の演出で独自の世界観を見せつけた。

前日に40歳の誕生日を迎えたaikoは、1曲目から「カブトムシ」を澄んだ歌声で歌い上げる。「本物の『カブトムシ』でした」と頭を下げると「キュウソネコカミを後で本当にしばきたいと思います(笑)」とちゃめっ気たっぷりにジョークを飛ばすと、登場からあいさつまでの間に会場をaikoならではの柔らかい空気に一変させた。

そこから「夢見る隙間」では足を高く蹴り上げ、パワフルなパフォーマンスで会場を巻き込んでいく。後半には、aikoのライブ恒例となっている「男子!」「女子!」「そうでない人!」など、観客と一体になって行うコール&レスポンスでさらに会場との距離を縮める。

「ボーイフレンド」の歌唱中には、aikoがこの日のために出演者の似顔絵も描いたという“ドリフェス”オリジナルの銀テープが飛び出し、会場のテンションはさらにHighに! ラスト曲「わたしの向こうに」を披露し終えると「メリークリスマス!」と会場を後にし、観客からは「早い!」と笑いが起き、去り際まで楽しませてくれた。

続いては、真っ赤なドレスで登場した椎名林檎。ファンファーレとともにステージに姿を現した椎名は「マヤカシ優男」「真夜中は純潔」を妖艶に歌い上げ、「殺し屋危機一髪」では、歌い出しセクシーな目線に合わせ、銃弾でガラスが割れるモニター演出を行い、観客からは歓喜の声が上がった。

「神様、仏様」「御祭騒ぎ」「長く短い祭」「群青日和」とMCを挟まず、椎名はその美しさと歌声で会場を魅了していく。「またどこかで会いましょう。最後に1曲だけ」とギターを持ち、ラストの曲「NIPPON」で全身から圧巻のオーラを放ち、ステージを締めくくった。

そして、3日間の大トリはX JAPANX JAPANの登場前、客席には関ジャニ∞がそろって現れるなど、出演者さえも待ち望んでいたステージに、会場のボルテージは最高潮に…。そんな、X JAPANの至極のステージは別の記事で紹介する。