濱田岳が“釣りバカ”撮了に涙!重圧も「幸せだった」

2015/11/27 06:00 配信

ドラマ

主演作「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」が無事クランクアップし、感極まる濱田岳(C)テレビ東京

テレビ東京系ほかで放送中の金曜8時のドラマ「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」(毎週金曜夜8:00-8:54)が、約3カ月に及ぶ撮影を終え、クランクアップを迎えた。

本ドラマでは、新入社員のハマちゃん(濱田岳)と社長のスーさん(西田敏行)の“新・釣りバカ”師弟コンビが毎週ドタバタ劇を繰り広げている。

クランクアップ当日、濱田は通い慣れた鈴木建設営業三課で最後のシーンを撮り終えると、朝原雄三監督から濱田に花束が手渡され、現場には大きな拍手が。

濱田は「どう振り返ってもこの3カ月は本当に幸せだったと心の底から思います。正直、最初は『釣りバカ』という大きな看板を背負い、あのハマちゃんをやるというのはとっても大きなプレッシャーでした。つらく思う時もありました。

ですが、撮影に入ると、こんなすてきな環境というか…みんなにハマちゃんを作ってもらったなって心の底から思います。

スーさん(西田)、みち子さん(広瀬アリス)、佐々木さん(吹越満)、三課のみんなが盛り上げてくれるからハマちゃんになるし、監督をはじめスタッフのみんなが場所を完璧に整えてくれて、そこに立たせてもらっただけです。

みんなにハマちゃんをつくってもらえて幸せだなと思うし、こんな現場には、もしかしたらもうめぐり合えないんじゃないのかなと思うくらい、僕にとって財産になる3カ月だったなと、今、振り返って思います」と涙ながらにあいさつ。

濱田のストレートな言葉に現場は感動と温かな空気に包まれた。

また、ドラマのヒロインを演じきった広瀬は「あっという間でした。撮影期間は3カ月と長かったのですが、クランクインしてからきょうまでが、充実していて一瞬に感じました。撮影が終わってしまうのは、すごく寂しいですね」としんみり。

さらに広瀬はスタッフに向けて「皆さん、何をしても笑ってくださりますし(笑)、いろいろお話もできました。こんなに温かく見守ってくれたスタッフさんがいたからこそ、自分がこうしてお芝居しやすい環境でみち子を演じられました。本当に感謝しています」とコメントした。

ハマちゃんに翻弄(ほんろう)されっぱなしだった上司・佐々木課長役の吹越から発せられたのは「濱田君の気持ちがよく分かるっていうか…本当に同じ気持ちです。撮影が終わらないで続いたらいいのになぁと本当に素直にそう思います」と主役へのねぎらいの言葉。

続けて「他の現場じゃ手を抜いてるんですけど(笑)、こんな自分が自然に“バンバン佐々木”になれたのは皆さんのおかげ。うれしかったです。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。長い付き合いになったらいいな~」とおどけながら、続編への熱意をのぞかせた。

映画では長年ハマちゃんとして、ドラマではスーさんとして“大暴れ”した西田は「いやあ、ほんとに楽しい現場でした。本当に離れ難いです。まあ素晴らしい出会いだったと思います」とニッコリ。

「キャストはもちろん、スタッフの皆さんとの素晴らしい出会いで、素晴らしい仕事ができました。こういったテイストのドラマが少ない昨今、やっぱり『釣りバカ日誌』というドラマが持っている底力を感じました。そして、新しいハマちゃんと新しいみち子さん、2人のキャラクターに出会えたのも、とっても幸せなことでした」と人気シリーズゆえの重圧をはねのけた若い2人をたたえた。

朝原監督も「面白かったですね。テレビの現場は、ある意味、映画以上にチームワークが試されたと思います。そんな環境の中、すごく良いチームで撮れたこと、とても光栄に思っています。

また、ハマちゃんが若くて動けるというのが新鮮で魅力的でした。みち子さんもそうですが、新しいキャストに出会えたというのは、僕にとって新鮮な刺激となりました」と万感のコメントを寄せ、締めくくった。

11月27日(金)放送の第6話では、ハマちゃんこと伝助(濱田)が、突然上京した母・とし子(榊原郁恵)が見知らぬ男と密会するところを目撃。「両親が離婚!?」とショックのあまり大好きな釣りもうわの空になってしまったハマちゃんは、親の熟年離婚を防ぐため、ある行動に出る。