上川隆也&三吉彩花は2人でも“いい雰囲気”に?

2015/11/30 07:02 配信

ドラマ

「エンジェル・ハート」イベントに登壇した西内まりや、三吉彩花、上川隆也、北条司、相武紗季、和泉崇司(写真左から)

毎週日曜に好評放送中の上川隆也主演ドラマ「エンジェル・ハート」(日本テレビ系)が、11月29日、作品の舞台である東京・新宿のTOHOシネマズ 新宿にて、ことし2月に生誕30周年を迎えた北条司の原作「シティーハンター」とともにファン感謝イベントを行った。

原作者の北条に加え、ドラマで主演を務める上川、香瑩役の三吉彩花、香役の相武紗季、カリート役の和泉崇司、そして主題歌を歌う西内まりやが登壇し、原作・ドラマファンを盛り上げた。

今回は「エンジェル・ハート」特別編・「リョウのプロポーズ」をベースに、新しく神風動画が制作したモーショングラフィックアニメの上映と登壇者によるトークショーを実施。さらに同日放送の「エンジェル・ハート」第8話の先行試写会、プレゼント抽選会などが行われた。

トークショーに登場した北条は、「『シティーハンター』は僕の漫画家としての指針を示してくれた作品です。だからといって、僕がああいう主人公というわけではないですよ(笑)。

『シティーハンター』は何となく消化不良のような形で終わってしまったので、続編を絶対に描きたいなと思っていて、10年近くたってようやく続編を描ける場を設けてもらいました。続編ではなく、80年代のものを2000年代にセルフリメークしようと、新たな話として始めた作品です」と、「エンジェル・ハート」制作秘話を明かした。

それを受け、ドラマのキャストである上川、三吉、相武、和泉が登壇。出演が決まったときの感想を、上川は「実はこの撮影が始まる4年くらい前に北条さんにお会いする機会がありまして、もし(ドラマ化)できることならばとお話する機会があったんです。

正直無理だろうと思っていたのですが、いざかなうことになって。今度は自分で言っておきながら、怖くなるという思いを味わいました。実際自分がやることになったらどうなるんだろうと。自分の想像を超えてしまっていたので、ヒヤヒヤしました」と、偉大なる作品へ参加することの重圧を明かした。

香瑩役の三吉は「今回お話いただいたときは、前の作品をやってからお芝居をやらせていただく期間が空いていたので、久しぶりのドラマでヒロインという非常に重要な役割をいただいたので、最初はすごく、私にできるのかなあ…」と、神妙な面持ちで語っていると、何やら上川と北条が腕を見せ合う怪しい動きで、会場に笑いが起こる。

それに気付いた三吉が2人に「どうされました? 大丈夫ですか?」と突っ込みを入れると、上川は「ちょっと放っておいてください。今、男同士のことで楽しんでいたので。どうぞあいさつ続けてください。すいませんね、腰折っちゃって」と、とぼける。

それを受けて三吉も「ああ、はい(笑)。なので…あの…やっぱり」と続けようとすると、またも2人は腕を見せ合い、三吉もこれには笑うしかなかった。

その後、主題歌を歌う西内が登場。北条が目の前で見守るという緊張感の中、主題歌「Save me」を熱唱し、若い女性を中心に大きな歓声を浴びた。

西内のステージが終わり、キャスト4人が再びステージに戻ると、現場のエピソードに話が及ぶ。MCから現場の雰囲気を聞かれた上川は「非常にいいですよ。人数が少ないときはそうでもないかもしれないですけど、3人以上集まると笑いが絶えない現場になります」と、力強く語る。

するとすかさず三吉が「え~? 2人でも雰囲気いいじゃないですか~!」と、甘い声でじゃれてくると、ヒソヒソ声で「言葉のアヤだから」と上川が返し、三吉も小声で「あ~…分かりました。すいません」と即座に返すなど、現場の雰囲気の良さを見せつけた。

また、シャンインの心臓で生き続ける香を演じる相武は「私は後半ちょこちょこしか現れていないので、若干“アウェー感”があるんですよ。でも、やっぱりすごく大事な役だという意識もありますし、皆さんも温かく迎えてくださるんで、いつもホッとしています」と、うれしそうに振り返った。

そして暗殺組織の幹部カリート役の和泉は「僕のシーンはいつもキャッツアイのメンバーと会わないところで、いつも端から見ているんです」と言うと、上川が「いつも屋上にいるよね。屋上大好きカリートくんです」と紹介。和泉も「そうなんですよ。(カリートは)『うらやましいなあ…』と思いながら銃を構えているんでしょうね」と、寂しそうに語っていた。

そんな屋上大好きカリート役の和泉について、上川は「彼はアメリカ陸軍にいたことがあるんですよ」と裏話を暴露すると、三吉と相武からは驚きの声が。和泉は「正式にいたわけじゃないんですけど、トレーニングに参加させていただいたことがありました。少しばかり知識があったので、上川さんと2人で銃の構え方などで盛り上がりました」と、意外な素顔を語った。

すると上川は「僕のはいわゆる紙や映画から入手した上っ面の知識なんですけど、でも、彼は人の殺し方を本当に知っていますからね(笑)」と爆弾発言。隣にいた相武から「ちゃんと否定した方がいいよ」と慌てて助言され、和泉は「ですよね…。知りません!(笑)」ときっぱりと否定し、会場を湧かせた。