12月5日、舞台「SUPERLOSRZ(スーパールーザーズ) SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う」が開幕。それに先駆け、報道陣を前に公開舞台稽古と囲み会見が行われた。
本公演は、演出家・宮本亜門が、大阪を拠点とするダンスアーティスト集団・WRECKING CREW ORCHESTRA(レッキン・クルー・オーケストラ)の「若くもない、イケメンともいえない、関西のノリ満載…なのに鳥肌がたった」というパフォーマンスに魅せられて誕生した完全オリジナル作品。
トップクラスのダンサーとクリエーターたちによる、「あえてのB級感」にこだわったせりふのないSFコメディーとなっている。
囲み会見には、構成・演出の宮本亜門、振付演出・出演のYOKOI(WRECKING CREW ORCHESTRA)、そして出演者の千葉涼平(w-inds.)、古屋敬多(Lead)、仲宗根梨乃、KREVAが出席。
ゲネプロ(公開舞台稽古)の感想や見どころを聞かれると、千葉は「昨日の夜からドキドキでしたが、実際に幕が開けばその瞬間を楽しめましたし、本当に素晴らしいキャストの皆さんと亜門さんと、新しいエンタテインメントを提示できると思うとすごく幸せです。見どころは、宇宙人が侵略してきてからの、あの光るダンス。やっぱりあれは圧倒されるし、一発目に見た時の衝撃はやっぱりすごいものがあるなと感じました!」とコメント。
古屋は「僕はもともとパフォーマンスすることがすごく大好きでこの世界に入ってきたので、今回こんな豪華な出演者の方たちとご一緒できることを本当にうれしく思っています。今までグループで学んできたことを全部を出せたらなと。涼平くんともずっと共演してみたかったので、やっと今回共演できたのが夢のようです」と喜びをあらわに。
YOKOIは「今回の素晴らしいキャスト、個性が皆さんすごいんですよ。なのでそれをもうまとめる必要もないよなって。このままみんなが爆発させたほうが地球を救えるかなって(笑)。あと“B級感”っていうそのキーワードはすごい大切にやってきました。B級って格好いいと思うんですよね。すごく身近にあるけど格好いいっていう。いい意味で敷居が高くない、大衆芸能っていうか。そういうところが見どころだと思います」とアピール
仲宗は「ノンバーバルでここまでストーリーが表現できるんだっていう。本当に今までにない作品になっています。音楽のミュージアムやテーマパークにいるみたいで、もうお子様もおばあちゃんもみんなで楽しめる作品になっています」と語り、「全てが見どころです!」と明言した。
KREVAは「稽古の終盤から参加したんですが、俺が盛り上げていかないといけないなっていう空気は出てました(笑)。でもピリピリした現場ではなくて、亜門さんもYOKOIさんも全然声を荒げることもなくここまできて。(本作で披露されるオリジナルラップに関しては)最初に亜門さんからいくつかのキーワードを頂いて、それをラップにしました。だからそこでズレが出ることもなかったし、やっとひと1つの形として披露できてよかったなって感じています」と手応えを感じた様子。
そして構成・演出の宮本は「今まで見たことない尽くしの内容で、クリスマスとお正月をぎゅっと詰めて花火で打ち上げたみたいな舞台です。僕自身も見たことなくて、今まで自分がやった舞台の中で、これが一番想像を絶してます。体感型の舞台で、どこのアミューズメントパークよりも楽しいので、そういう気分でとにかく劇場に来ていただければ」とメッセージを送った。
さらに宮本は「本当にみんな個性的な、本当にバラバラなカンパニー(笑)。でもそれがすっごい魅力で、いい意味で動物園って感じです(笑)」と、愛情を表現して笑いを誘っていた。
東京公演は12月15日(火)まで新国立劇場 中劇場にて。大阪公演は'16年1月7日(木)から11日(月)までシアターBRAVA!にて行われる。
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