アプガ・せっきー「アイドル戦国時代は終わらせない」

2015/12/07 23:00 配信

芸能一般

アプガが「ライブハウスツアー2015 ハイスパート RAVE FESTIVAL」ツアーファイナルを開催

アップアップガールズ(仮)が12月6日、東京・Zepp Tokyoで「ライブハウスツアー2015 ハイスパート RAVE FESTIVAL」のツアーファイナルを開催した。

アプガの年末恒例行事となっている通称“ハイスパ”名義のツアーは、2時間ノンストップでメーンステージと会場のフロアに設置されたステージを使い、昼と夜の1日2公演行うという最も過酷なスペシャルライブ。ことしはメーンとサブの2ステージで、さらに進化した激しく楽しい「ハイスパート RAVE FESTIVAL」を見せた。

ライブは「全力!Pump Up!! Remix」からスタートし、バウンシーな新曲「Shout!!!!!!!」と畳み込むとメンバーもファンもすでにハイボルテージ。エレクトロニックなダンスビートに加え、レーザーやカラフルなライティング、映像作家・ホンマカズキのVJが“RAVE FESTIVAL”の名にふさわしい空間を演出していく。

フィジカルトレーナー・足立光の「アップアップエクササイズ」でメンバーがファンと一緒にウオームアップを行い、「お願い魅惑のターゲット」「キラキラミライ」などキャッチーなアップチューンを披露。「ENJOY! ENJO(Y)!!」では、メンバーがビーチボールや自撮り棒を使って大はしゃぎしていた。

「UPPER ROCK」「青春の涙」を交互にエモーショナルに歌い、「サンタクロース」「Starry Night Remix」では繊細かつしなやかなパフォーマンスでファンを魅了するアプガ。古川小夏が振付演出を行った「全力!PumpUp!! WILD PARTY Mix」ではダンスバトルになり、マントをまとった7人全員で切れ味鋭いダイナミックなダンスを見せた。

「美女の野獣」「(仮)は返すぜ☆be your soul」と激しく攻め立てるナンバーを歌い、“ハイスパ”はさらにテンポを上げていく。「サバイバルガールズ」「アッパーカット!」「ジャンパー!」がミックスされ繰り返しながらBPMがぐんぐん上昇。メンバーも観客もカオス状態になりながら、「アッパーレー」でクレイジーな沸点に到達し本編の幕を閉じた。

インターミッションを挟んで、これまで披露してきた曲のサビを逆の順番でさかのぼるという、“ハイスパ”名物のアンコール“リバースMIX”に突入。メンバーもファンも汗だくと疲労を通り越え、ランナーズハイならぬ“ハイスパハイ”で全員が笑顔という状況の中、ラストの「アッパーレー」で2時間4分5秒にわたった「ハイスパート RAVE FESTIVAL」はフィニッシュを迎えた。

MCでは、'16年に全国47都道府県ツアーの最終公演となる沖縄最終決戦を開催すること、1年半ぶりの待望のニューシングルを4月5日(火)にリリースすることを発表。さらに、6月のZeppツアーも明かされた。

関根梓は、「(仮)Tシャツから始まった衣装も、こんなにすてきな衣装をまとえるようになりました。たくさんのスタッフさん、目の前にいるアプガファミリーの皆さんがアプガを支えてくれているのを実感しています。だからこそきょうを迎えられたし、これからも歩み続けられると思います。でも、現実は厳しくてきょうも満員にならなくて。それなのに、Zeppツアーを開催すると聞いて、正直大丈夫かなと思いました。アプガが目指しているのは、日本武道館です。でも、本当はそれ以上、もっとみんなを広い大きいところに連れていきたいんです。来年こそは日本全国の人に、1人残らずアプガを知ってほしいと思います。

先日、福田花音ちゃんがアンジュルムを卒業して、どこかでアイドル戦国時代は終わったと書かれていましたが、まだ終わってません。まだ戦っているアイドルはたくさんいます。まだこの時代を終わらせたくないです。アイドルから日本のポップカルチャーをもっともっと広げて、世界に広げていきたいと思います。来年も皆さん、応援よろしくお願いします」と涙ながらに語り、会場は大アプガコールに包まれた。