現在、月刊コミックジーン(KADOKAWA)で連載中の漫画「ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~」(漫画:ハシモト、原作:松駒)を間宮祥太朗と浦井健治のダブル主演でドラマ化。
コンビニでアルバイトをしながら就職活動をする松駒(浦井健治)の元にやって来た一人の新人・ニーチェ先生こと仁井智慧(間宮祥太朗)は、「お客様は神様だろ?」と怒った客に対し、「神は死んだ」と返す!
そんなニーチェ先生のバイト仲間である渡利先輩を演じるシソンヌ・じろう。お笑い芸人として活躍する一方、数多くのドラマにも出演し反響を呼んでいる。そんなじろうに今作に懸ける思いを聞いた。
――今回ご出演が決まって、どんなお気持ちですか?(インタビューをしたのはクランクイン前)
脚本、演出を手掛ける福田(雄一)さんから「おまえにピッタリな役がある」って言われたので、今すごく楽しみにしてるんですよ!
――この作品に限らず演じることに対して、どんなお気持ちですか?
バラエティーに出てるよりも、“何か”になっている方が好きなんですよ。コントも何かを演じているし、演じることが好きなんですよね。だからこれから撮影が楽しみですね。
――演技について、周りの方にどんなふうに言われていますか?
芸人仲間からは、「おまえ役者か!」ってよく言われますね(笑)。
それと、NHK連続テレビ小説「まれ」(‘15年3月30日~9月26日NHK総合ほか)に出ていたんですけど、感情移入して見てる人が多かったみたいで、「なんであんなことしたの!」とか、博多華丸・大吉さんに「おまえは、女にあんなひどいことしよって」って言われたりして。
最初は、もしかして昔付き合ってた彼女に飲み屋で偶然会って、その彼女がなんか言われたのかな?とか勘ぐってたら、ドラマの話だったんですよ(笑)。
――ドラマにご出演されると反響は多いですか?
バラエティーは、ちょくちょくローカル番組に出演しているんですけど、まだゴールデンはそんなに出演していないので、僕の実家がある青森では見られないんですけど、でもドラマだと放送されていることが多いので、親戚は僕が芸人辞めて役者をやってるって思ってます。
あと地元の友達とかもそうですね(笑)。でもこのドラマはHulu(動画配信サービス)で配信されるので、地域関係なく見てもらいたいですね。
――演じるため(コントでも)に何かされていることはありますか?
あんまり意識はしてないんですけど、街とか電車の中で人間観察をしてますね。面白い人だったり、急に怒り出す人だったり、いろんな人を見て、こうやって怒るのかとか、ファミレスでネタ書いてるときに周りの人の話を聞いていたり(笑)。そういうことが(ドラマでもコントでも)何かを演じるヒントにつながってるのかなって思います。作品を見たり、本を読んだりってことはあまりなくて。
コントの設定とかも日常生活の中で浮かんでくるんですよ。本を読むって、ちょっとカッコいいなって思ったりするんですけど、でもパチンコしてる方が楽しいです(笑)。すぐパチンコの方に行っちゃいますね。でもパチンコ店にも良いキャラがそろっているので(笑)。
――役作りはこれからということですが、今回演じられるコンビニ店員の役はどんなイメージを持っていらっしゃいますか?
昔、コンビニでバイトしていたので、動きはバッチリですね。レジもそうだし、肉まんの入れ替えとかも、しっかりできますよ(笑)。コンビニってほんとにいろんな人が来ますけど、とりあえずニコニコ対応してました。
――見どころをお聞かせください。
間宮(祥太朗)君と浦井(健治)君っていうイケメン二人との共演なので、この二人の中にいたら僕も人気出ないかなって思ってます(笑)。浦井君は2度目の共演なんですけど、すごく楽しい人なので楽しみですし、間宮君とさっき会ったら、突然間宮君に「恥ずかしい」って言われました(笑)。
福田さんの作品って会話の面白さがあると思うんですけど、以前出演させていただいたときは、そこまでせりふがなかったので、今回本当に楽しみです。僕も渡利さんと同様に宝くじを当てたいって気持ちはあるけど、でも当たらない星の下に生まれていると思うので。でものめり込んでしまう気持ちは分かりますよ。だから渡利さんのギャンブルにのめり込んでるって雰囲気は出せると思います! まぁ、もう出てるかな(笑)。
――今後どんな役に挑戦されたいですか?
福士蒼汰君のようなイケメン高校生のラブロマンスとか、もう出られないけど出たかったなって思って。もしやってもいいなって監督さんがいたら、ぜひやりたいんですよ! コントじゃなくて、ガチでね! それか、女の人として出演したいです。でもコメディーじゃなくてスナックのおばさんとか、そういう感じで。森三中の大島(美幸)さんが男役で出演したときのような(‘14年公開の映画「福福荘の福ちゃん」)。ちなみにライバルは吉高由里子さんですね!
振り幅のある役者さんっていいなって思っているので、僕もどんなジャンルでもできるようになりたいです!
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