音楽と格闘技の対決コラボレーションが生み出す新ジャンルのフェス「GUM ROCK FES.In 日本武道館」が'16年1月25日(月)、東京・日本武道館にて開催が決定。
12月9日に都内で行われた開催発表記者会見に、藤波辰爾選手、長州力選手、HKT48メンバー6人(多田愛佳、田島芽瑠、朝長美桜、松岡菜摘、宮脇咲良、森保まどか)、Thinking Dogs、サイモン利根川プロデューサーが出席した。
同イベントは「音楽と格闘技の力で日本中にエネルギーを与え、従来型のフェスとは異なり、世代を超えた多くの人たちがガムをかみながら楽しんでもらえるイベントを行いたい」という思いから実現。ロッテのCMでサイモン利根川プロデュースにより「ガムをかんでいるロックバンド」として出演するThinking Dogsや、同CM曲に特別コーラスで参加した指原莉乃率いるHKT48も出演する。
Thinking Dogsは新進気鋭の4人組ロックバンドと共通点の多いガールズバンド・Silent Sirenと対決。ボーカルのTSUBASAは「共通点が多くあるからこそ、負けたくない。Silent Sirenさんに負けないような盛り上がりを作ることを約束する」と宣言。
また、南海キャンディーズ・しずちゃんが出場し、相方の山里亮太がプロレスデビュー戦(11月28日)で対戦したスーパー・ササダンゴ・マシン選手と対戦。山里の試合はプロレスの中で大喜利やコントが展開されたが、今回の試合形式は未発表。サイモンプロデューサーは「当日のお楽しみにしてください」とにやりとほほ笑むだけだった。
メーンイベントには「名勝負数え唄」と呼ばれた藤波選手と長州選手のプロレス対決がラインアップ。音楽やアイドルのファンも集まった中での戦いに、長州選手は「彼とは何十試合もやってきたし、当日は緊張感も戸惑いもそんなにはないと思う。僕にとってはどんな会場であろうが、真っ向からぶつかり合えるライバル。当日にスイッチのオンとオフがはっきりできれば、キレる状態でリングに上がることができると思う。藤波辰爾とは何回やってもキレた状態で戦いたい」と、久しぶりのライバル対決に闘志を燃やす。
藤波選手は「久々に長州選手を横にして、相変わらず体の張りが凄そう。おのずと燃え上ってきた。長州力をどうやってキレさせるか。キレさせない方がいいんでしょうけどね。おのずとキレてくるでしょう。正月返上でコンディション調整に入りたい」と、試合に懸ける熱い気持ちを語った。
MCからの「最後の対決になるのでは?」という質問には、「まさかここで再び長州と相対することができるとは、僕らも予期してなかった。本来はこのチャンスはないと自分の気持ちの中にあった。こういうチャンスがめぐってくるんだったら、最後という意識でいきたい」と話す藤波選手。
それに対し長州選手は「彼は特別な対戦相手であり、これが最後になるということは分からないけど、僕のできることは見事にキレてやろうということだけ」と言葉少なに答えた。
藤波選手は「我々の世代がぶつかることによって、プロレスの新たな魅力を(プロレスファン以外に)知ってもらえれば。大それたことよりも自分たちのありのままを、持っている限りのエネルギーでぶつかり合う。ロックアップすることがスタート」と、長州選手は「僕にとってはリングに上がってしまえば(会場や観客の違いは)あまり気にならない。いかに我々の試合で、いかに客をつかまえてやろうかなっていう感じ」と、それぞれが異色イベントに向けて意気込みを語った。
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