'11年の「R-1ぐらんぷり」で優勝するなど、ピン芸人として活動する佐久間一行が、9月に行われた“3DAYS単独ライブ”を収録したDVD「佐久間一行 SHOW 2015 joint~ジョイント~」をリリース。“ジョイント”をテーマに、ココリコ・田中直樹、ロバート・秋山竜次、ピクニック&シューレスジョーの3組とユニットコントを披露すると共に、オール新ネタで、佐久間の代名詞でもある“歌ネタ”や“イラストネタ”も収録されたバラエティー豊かな内容に仕上がっている。今回、佐久間に直撃し、DVDの見どころやユニットコントの裏話などを聞いた。
――オープニングから、佐久間さんならではの歌ネタ「ムテキノロボ」でスタートしますが、ロボコスチュームはだいぶ大がかりな衣装でしたね(笑)。どのくらい掛けて作ったのですか?
2カ月くらい掛かってロボットの衣装は完成しました。首や足が“ビヨーン”と伸びるギミックが仕掛けてあったので、ライブ本番でうまく作動したときに、舞台袖の大道具さんが「良かったー!」って涙を流してました!歌ネタや音ネタは僕自身好きなので、見て欲しいですね。
――中でも、コント「帰り道」や「フラワーアレンジメントショー」などは、耳に残るメロディーや音が印象的なコントに仕上がっていますね。
歌ネタはいつも、「あたりまえ体操」でもおなじみのサウンドディレクターの樋口太陽さんにお願いしています。樋口さんにニュアンスだけお伝えして、いつも面白く、耳に残るメロディーを作っていただいているんです。
――今回はその中でも、ユニットコントがやっぱり見どころでしょうか?
“ジョイント”をテーマにしてますので、3組とのユニットコントはオススメですね。特に、田中さんには7カ月前からライブに出てもらえるようお願いしてましたからね(笑)。前から「コントやれたらいいね~」って、田中さんも声を掛けてくれていたんですが、やっぱりお忙しいからそれぐらい前からスケジュールを抑えておいて本当に良かったです!
――ココリコ・田中さんとのユニットコント「植木田さん」は、田中さんが植木でできた動物を説明するなど、田中さんの動物好きキャラをうまく生かしてますね。
このコントは、自分が書いた台本に合わせて、田中さんが演じてくれた感じです。田中さんも「このままでいいよ!」って言ってくれて、台本も何も修正することなく、自分のイメージ通りのコントができました。動物を説明する部分は、田中さんの言葉でぜひ!と思っていたんですけど、しっかりと台本のセリフを覚えて、自分に合わせてくれたんですよ。以前、しずるの村上(純)から言われたことがあるんですけど、ピン芸人って独特の間合いがあるらしいんですよ。だから、完璧に演じてくれた田中さんには本当に感謝しています。
――ロバート・秋山さんとのコント「最後まで話を聞いてくれない人」も“歌ネタ”で、さらにはミュージカル風に展開されるなど、お互い好きな部分がうまくミックスされていますね。
お互い歌ネタが好きだからこそ、今回のコントは実現できましたね。1月くらいから、このコントに登場する“最後まで話を聞いてくれない人”っているよねって、秋山と話していたんですよ。秋山も単独ライブまで、ルミネ公演で顔を合わすたびに「佐久間さん、こういうのはどうでしょう?」って、アイデアを提案してくれたんです。本気でぶつかってきてくれたんで、コント終了後は自分も息が上がって大変でした(笑)。ピンでは今までなかった、初めての経験でしたよ!
――コントだけでなく、秋山さんとは沖縄でVTRネタも撮影していますね。
沖縄公演があった際に撮影したんですけど、話を聞かない人を演じる秋山の声が大き過ぎて、本当にもめてると思って人だかりができちゃったんです(苦笑)。でも楽しかったので、秋山とはこのシリーズで次回もコントをやりたいなって思いました!
――'16年は芸歴20年目に突入しますが?
ピン芸人として一人で20年やってきましたね~。来年のライブでやりたいことはいろいろと考えていますので、楽しみにしておいてくださいよ!
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