“歴男”谷原章介「敗者から学んで芸能界を生き抜いていきたい！」

12月2日(水)、ヒストリーチャンネルの開局15周年イベントが都内で行われ、来年1月に放送されるオリジナル特番『義将列伝～関ヶ原“義”に生きた武将たち』のナビゲーターを務める俳優の谷原章介がゲストとして登場した。

昔から歴史が好きだったという谷原は、「小中学生のころから『三国志』や『信長の野望』のゲームでよく遊んでいました。あの武将を引き抜けないかなとか、遊びの中で歴史を知りロマンを膨らませていった。」と語り、「それが興味を持ったきっかけで、大人になってからは、時代小説で一人の男性の生き様などを楽しむようになりました。30歳を越えたあたりからですかね。」と歴史好きとなったきっかけを熱弁。

司会者から“歴男”の称号を与えられると「初めて言われたので、まだ馴染んでいないんですけど、“歴女”の方もいるので、歴男としてこれから人を増やしていければ！」と意欲的なコメント。

戦国時代の魅力を問われると「上下関係や権力図が新しく作り変えられるエネルギーに満ち溢れているところですかね。油断のならない世の中だけど、こんな俺でも上にいけるんだ！という夢をみんなが持っていた時代だと思います。」と生き生きと話した。

番組では、関ヶ原の戦いにおける、石田三成、真田幸村、直江兼続、大谷吉継、立花宗茂の5人の義将たちの生きざまを掘り下げる。谷原はこの中では石田三成が1番好きだと語り、「三成は冷たくて情がないと思われがちなのですが、豊臣家のために関が原の戦いを起こした。情に厚く、民には愛されたという町民の話が残っています。」と説明。番組の見どころを「勝者側だけではなく、敗者側を、『利』ではなく、『義』に生きた男たちに注目した番組になっています。奥深い歴史の一端を感じていただいて、そこから歴史に興味を見ていただけたら」。と語った。

歴史を一言で言うと何か？と問われると、「過去から現代に生きる我々へ向けた未来へのメッセージ」と4行に渡りフリップに書き、「一言じゃなくてすみません(笑)。過去に行われた経験は、われわれが未来に向かってどうやって生きるかというメッセージをくれているのではないかと思います。」とまとめた。

今年を一言で表すと、「西に東に『東奔西走』していた」という谷原。2015年を振り返って、「今年は最高でしたね。新しく子供も生まれたし、『アタック25』もやらせていただいて、とても充実した1年でした。これ以上いいことはないんじゃないかというくらい。来年が恐いです。どうなってしまうのか(笑)」と幸せいっぱいの笑みで語った。

来年は「全員が勝者なわけじゃないので、敗者から学んで芸能界を生き抜いていきたい！」と気合いをアピールした。