今夜12月16日(水)に最終回を迎える「無痛~診える眼~」が、先週末全キャストのクランクアップを迎えた。
最終日の撮影は横浜にある、夜景も美しい橋の上で行われた。最後に撮影されたのは、早瀬(伊藤淳史)が、イバラ(中村蒼)を追い詰め、橋の上で銃撃するという9話の衝撃のラストシーンに続く、10話冒頭のシーン。主演の為頼英介役の西島英俊、刑事の早瀬順一郎役の伊藤淳史の両名がそろってクランクアップとなった。
撮影を終えた西島は、「皆さん、お疲れさまでした。こんなに楽しい連ドラの撮影は今までにもあまりなくて、毎日現場に来るのが楽しみで、3カ月間やってきた中で、本当に一日もストレスがありませんでした。それは本当にすごいことで、スタッフの皆さんの実力に驚きました。また皆さんとご一緒できるように、今後も、もっともっと努力していきたいと思います。ありがとうございました!」とスタッフをねぎらい、満面の笑みで撮影の終了を喜んだ。
一方、伊藤は、「ありがとうございました。皆さん、3カ月お疲れ様でした。早瀬という役は犯因症が出たり、怒りを抱えたり、熱い正義感を持った刑事で、僕が今まで演じてきた役の中では、似た役もない、初めての役柄でした。新しいことばっかりで、監督にもたくさん演出をかけてもらって、みんなにも助けられて、僕なりにちゃんと最後まで早瀬を演じきることができたかな、と思っています」と感謝の意をあらわに。
続けて「プライベートなことですが、(「無痛」の撮影期間中に)初めてパパになることもできまして、犯因症なんて全く出ないような、幸せな日々を送っております。皆さん、本当に3カ月ありがとうございました」と、作中で演じていた役柄とは打って変わってプライベートの幸せな日々をのぞかせるコメントを寄せた。
橋の上での撮影を終え、川べりであいさつを終えた西島・伊藤の両名は、熱い抱擁を交わしたかと思うと、西島が伊藤を川に落とそうとしてじゃれ合い、「本当に泳げないから!」と必死の抵抗を見せる伊藤に、現場は終始和やかな雰囲気で3カ月以上にもわたる撮影は幕を閉じた。
最終話となる10話では、早瀬(伊藤)によるイバラ(中村)銃撃後、イバラを捜すも見つからず、診療所に戻った為頼(西島)は、早瀬がイバラを撃ったことを責めるも、早瀬は彼を殺害するしかないと口走る。その発言を聞いた為頼は、白神(伊藤英明)が早瀬にイバラを殺すようそそのかしたのでは、と思いイバラの治験データを早瀬に見せる。そのデータは、イバラが白神に処方された薬の影響で一家殺害時の記憶の喪失していたこと、薬による凶暴性の増加を物語っていた。早瀬は一家殺害に白神の関与があるのでは、と気付かされ、白神の居場所を探る。
ドラマオリジナルの衝撃の結末に向かって、最後まで走り続ける「無痛~診える眼~」の最終話の放送は、今夜12月16日(水)夜10時から。
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