NHK BSプレミアムで'16年1月10日(日)からスタートするプレミアムドラマ「鴨川食堂」の試写会・取材会が行われ、主演の忽那汐里が登壇した。
本作は、京都の東本願寺近くにひっそりと建つ食堂・鴨川食堂が舞台。看板娘のこいし(忽那汐里)と、こいしの父で京料理人の父・流(萩原健一)が、客が本当に求めている思い出の食を突き止めて再現していく姿を描く。
食堂の看板娘でありつつ、探偵事務所の所長も務める忽那汐里は、撮影中の現場について「こんなに居心地の良い現場は初めてで、先輩の役者さんに多くを学びながら、すごく安心してお芝居ができています。」とコメント。
また、今回急病のため会見を欠席した岩下志麻からのコメントを、制作統括の篠原圭氏が代読。本作について、「人の思い出の食を探すなんて、ロマンティックなお話だと思いました。また、それを一生懸命探してあげる鴨川食堂の人は、人間の大切なものを思い出させてくれて、心が温まりました」と寄せた。
また、普段は海外に住んでいる萩原からの手紙も読まれ、「海外からのシティ・ニュースとして見ても、今の京都の趣が伝わる大人のドラマだと感じました。久しぶりのテレビドラマでしたが、現場で得た十分な手応えを、編集された映像でも確認することができました」と自信を見せた。
記者から萩原との共演の感想を問われると、忽那は「現場の皆が良いものを作れるように、チームを引っ張って行ってくれる人です。これまでいろいろな先輩方とお会いしてきましたが、萩原さんのように、現場の合間合間に、『こいし、人生とはな…』と語りかけて下さる方も少ないのかなと(笑)。本当に貴重でした」と答えて、笑みを見せた。
また、オーストラリアで生まれ育った忽那だけあって、“思い出の食”を問われると「オーストラリアの家庭料理で、シェパーズ・パイというものがありまして。そんなに手間のかかる料理ではないんですけれど、お祝いの席ではなく、ちょっとしたときに母が作ってくれていました。それはすごく思い出に残っています」と懐かしそうな表情を浮かべた。
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