シリーズ最新作「牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔」Blu-ray&DVD発売を記念したファン感謝祭プレミアイベントが都内で行われ、同作に出演する南里美希、井上正大、松野井雅が登場した。さらに、牙狼<GARO>シリーズの大ファンだというアメリカザリガニ・柳原哲也がMCを担当した。
同作は、牙狼<GARO>シリーズの生みの親・雨宮慶太が総監督を務め、新たな試みとして劇場・テレビと連携したシリーズとして展開。劇場版は3月28日に全国公開され、テレビシリーズは4月3日よりテレビ東京系にて放送された。
特撮ドラマ「牙狼<GARO> ~闇を照らす者~」('13年、テレビ東京系)の続編的作品で、道外流牙(栗山航)と莉杏(南里)を主人公に据え、魔戒騎士と女性魔戒法師のコンビを描いた作品となっている。
南里は「7カ月間つらいアクションをやってきた集大成が入ったBlu-ray&DVDBOXがついに発売です。今回のBOXは特典映像が盛りだくさんで、面白くなっているのでチェックしてください」と語り、敵のジンガを演じた井上も「すごく役者陣も情熱を持ってやった作品で、それがBlu-ray&DVDBOXとして発売されることにうれしく思っています。
買った人の特典として本当に特典映像が盛りだくさんで、現場のスタッフさんが愛情を持った編集をしてくれていて、さっき裏で見たんですけど、とても面白い作品になっているんじゃないかなと思うので、本編含めて特典映像も楽しんでいただければうれしいなと思います」とアピール。
ジンガのパートナー・アミリ役の松野井は「本編で格好いい役柄の私たちや作品があって、特典映像でシーンにまつわる秘話があったりします。敵と味方の関係の私たちが裏でめちゃくちゃ学園生活みたいに仲良くしていて盛り上がっている様子とか、役柄と本人のギャップが見られるので、牙狼ファンの方々に楽しんでいただけると思います」と語った。
ゲストが豪華で話題を呼んだが、南里は「泉谷さんが強烈だった。他の女性キャストにはみんな優しいのに、私にだけ『おい、南里』っていつもいじられてて(笑)。泉谷さんの愛情表現だと捉えてるんですけど、いつも現場で面白くて、本編でも関わりがあったので、思いで深いゲストの方でした」と振り返った。
また、井上は「アミリとジンガが、距離が近いシーンでいい感じの雰囲気を出さなくちゃならないシーンで、ちゃんと演出付けてくれるのかなと思っていたら、監督から『そこは井上君の恋愛経験にかけたいと思うんだよね』って言われて(笑)」と撮影秘話を明かした。
今回は欠席だった栗山との思い出を松野井は「私はアクションにてこずっていたので、積極的に声を掛けてもらって、精神的に引っ張っていってもらったところが多い」と好印象だった様子。
一方、共演歴の長い南里からは「3年以上一緒に共演しているので、いろんなことが思い出過ぎて、うまく伝えられないぐらい。本当に人としても、役者さんとしてもすごい成長のスピードが速い。熱心で向上心があって、つらいことがあっても逃げない。そういうところが一緒に共演してきて、『栗山航すごいな』って思いました」と大絶賛。
だが、「『―闇を照らす者』のころは純粋で少年だったのに、今はただのエロおやじのようで、キャラが崩壊しているので、何とかしてほしい」ときつい駄目出しもあった。
イベトでは、“魔戒芸人”ことアメリカザリガニ・柳原の司会の下、栗山からのVTRコメントや第16話の生コメンタリー、SNSで募集したファンからの質問に答えるコーナー、来場者にサイン入りグッズが当たるクリスマスプレゼント抽選会が行われた。
生コメンタリーではロケにまつわる“叫べない部屋”や“傷つけてはいけない床”など、次々と苦労話が語られた。松野井は「放送を見ていて、アミリとジンガがわれながらひど過ぎる」と視聴者側に立った意見も飛び出した。
質問コーナーでは「流牙に子供ができたら魔戒騎士にさせる? 別の道を歩ませる?」「それぞれの役を漢字一文字で表すなら?」といった質問に栗山はVTRで、南里らはその場で答えた。中でも、「莉杏との関係が仲間からパートナーへと変化したのはいつ?」という質問では、栗山が莉杏を“ビジネスパートナー”と答え、南里が「そうなの!?」とツッコんで会場の笑いを誘う場面も。
「演じてみたいキャラクターは?」という質問に、栗山「男らしい役やホラーもやってみたい」と言いつつ、「テレビにも映りたい」と本音が飛び出し、南里は「道外流牙になって、正義の男をやってみたい」と希望を語った。