佐野岳×高杉真宙「いつのまにか大人になっていく」

2015/12/24 08:00 配信

芸能一般

「仮面ライダー鎧武」で共演した佐野岳、高杉真宙(写真左から)ヘア&メーク=菅野綾香(佐野)、堤紗也香(高杉)

「仮面ライダー鎧武」(テレビ朝日系)放送終了後も、ドラマやバラエティー、そして舞台と活躍の続く俳優・佐野岳高杉真宙。'16年5月に発売の「仮面ライダー鎧武/ガイム DX黒のリンゴロックシード」新規音声収録を機に再会した2人のインタビューを全3回で紹介する。

後編では、「今後共演するなら?」などの“if妄想”を含め、'16年の抱負を語ってもらった。

――「鎧武」ではダンスチームの先輩・後輩役で共演されましたが、もし次に共演するならどんなシチュエーションがいいですか?

高杉:何にします?

佐野:そうだな~、今度は僕が闇堕ちしたい。それでまひろっち(高杉)がはちゃめちゃな元気キャラ。

高杉:いいですね! 全く違う作品でなら、クラスメートって面白そうじゃないですか?

佐野:え、がっつりタメでってこと!? それ面白そう…! あとは、兄弟っぽい感じだったら僕が弟とか。

高杉:僕、ちゃんとお兄さんに見えますかね…。

佐野:そこを抜きにして考えよう。でもクラスメートいいね。まひろっちが俺に「おう、岳! きょう何食う?(肩を抱きながら)」みたいな!

高杉:(笑)。

――お互いの魅力はどんなところに感じますか?

佐野:自分が持ってないものばかり持っているからすごく刺激になるところかな…。優しいし、俺がこのまま女の子だったら全然付き合いたい、むしろ。

高杉:僕…も、そうですね。付き合え…、付き合っ、…たい?付き合いたいです。

佐野:…おい無理すんなよ!!

高杉:や、恥ずかしくなっちゃって…付き合います、付き合いたい、付き合えたらいいなっていろいろあるじゃないですか。どれが正しいのか分からなくなっちゃいました(笑)。付き合いたいですよ。

佐野:何か俺も恥ずかしくなってきた…(笑)。

高杉:やっぱり僕が沈んでるとき明るくしてくださいますし、実際、現場でもしてくれましたし、いつも明るくいられそうだなって思って。

――では、役者をやっていく上でのポリシーみたいなものを教えてください。

佐野:役をもらったら、僕にしかできないことをしたいですね。じゃないと意味がないと思っちゃう。で、何か求められる以上のことを返していけたらいいなって思っています。

高杉:僕も…全く同じことを思っていて。で、そのいただいたものに真剣に向き合って、その本の中ではその子はちゃんと生きているわけですから、それをしっかり実現させられる人になりたいなと思います。

佐野:そのために人間的にもっと成長したいなって思いますね。一つ一つのことに感謝を忘れず、毎日丁寧に生きて、中身からしっかり変えていく。ありきたりですけど、自分を見詰め直すところから。今はまだ分からないことも、そうしていくうちに分かっていく気がするので。

高杉:はい、僕も…来年で、アレじゃないですか、20歳…。

佐野:…っ!?(盛大に息をのむ音)

高杉:そうなんですよ、早いんですよ。

佐野:まひろっちがお酒を飲める年に…!(感涙)

高杉:ビックリしますほんと。

佐野:分かんない! 何か想像できなかった今…。

高杉:僕16歳でライダーになって、17歳の年がライダーだったから。もう来年で4年ぐらいたつっていう…。

佐野:ふぁ!? そっか…! え、何か…。え、すごい…。

高杉:不思議な感じですよね。でももう20歳なんだと思うと僕ももっとしっかりしなきゃなって。自分の中でいろいろ大人になるって切り替えをしないと大人になれない気がするから、自分を見詰め直さなきゃなって僕も思います。

佐野:でも最近思うのは、大人ってなろうと思ってなるんじゃなくて、勝手に大人になってるんだみたいな…「鎧武」のせりふがあるんですけど。

高杉:ありましたね、第11話で(「大人ってのはなろうと思ってなるものじゃない。ただ子供でいられなくなるだけのことだったんだ」)。

佐野 最近、それにやっと気付きましたね!(笑) だんだん求められることも多くなって、勝手に大人になっているのかなって思うことが多くて。今まではずっと勢いで乗り切ってたところがあるから(笑)。

高杉 ふふふふふ。

――では、最後に年末年始の活動のPRと、来年の抱負をお願いします。

高杉:来年は…申年ですね。

佐野:申年だ。

2人:…。

高杉:あんまり関係なかったですね(笑)。

佐野:うん(笑)。来年何だろう、とりあえず仕事を100%、120%でやっていって、本当に丁寧にやって行くのが一番だと思います。あ! 英語もマスターしていきたいです。

高杉:えぇ!? 英語やってるんですか?

佐野:うん、今やってる。

高杉:すげぇ…!

佐野:Just a little bit!(笑)

高杉:(笑)。僕はそうですね、今回「TRUMP」が1年ぶりの舞台だったから、悔しいこともたくさんあったんですよね。だからまた舞台がしたいなって思っています。'14年の「八犬伝」で成長したところも'15年の「TRUMP」で分かったから、次の舞台でまた自分のダメなところをまた見つけられたらいいなと。(佐野に)僕、すぐ声が枯れるんですよ…。

佐野:あ~…分かる(しばし声についての悩みや発声方法トークで盛り上がる2人)。2月には舞台「『終わりのセラフ』The Musical」もあるから、いろいろチャレンジしていきたいなって。

高杉:それ、吸血鬼のお話ですよね!

佐野:そう、まひろっちも「TRUMP」でヴァンプ(吸血種)役だったもんね。でも僕は吸血鬼を倒すヴァンパイアハンター側なのよ、やっぱ吸血鬼役は色白の人がやるんだなって思った(笑)。勝っちゃんも…あ、俺と一緒に出る吸血鬼役の…。

高杉:あ、ハイ、鈴木勝大さん。

佐野:勝っちゃんも色白だし、やっぱまひろっちも色白だし。しかも僕、1月2日(土)オンエアの「全世界極限サバイバル2016」(TBS系)でインドネシアに行ってまた焼けちゃったから…。

高杉:え、インドネシア行ってたんですか!?

佐野:そうなの、すっごい大変だった! まぁもし仮に僕がハンターでまひろっちがヴァンプだったら、抱きしめて「許す!」って言うから。

高杉:あはははは! それ「鎧武」の第43話ですね。

佐野:そう、それでお腹刺されます(笑)。でも俺は神様だから大丈夫。

高杉:いろんなものが混ざってきましたね。で、僕は「臨床犯罪学者 火村英生の推理」(日本テレビ系)の第1話(1月17日)にゲスト出演するのと、2月5日(金)スタートの「スミカスミレ」(テレビ朝日系)で、“読経ダンス”に挑戦しますので(笑)、ぜひ楽しみにしてください。

佐野:ちなみに、まだどの回かは秘密ですが「-火村英生の推理」には僕もゲスト出演します!

高杉:斎藤工さんや窪田正孝さんが出演されるドラマへの出演、緊張しますけど楽しみですね!

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