Smartザテレビジョン編集部の選出により、'15年に活躍したU-23の若手俳優6人にインタビューする年末年始特別企画「フレッシュフェイス」。
第5弾は、ドラマ「監獄学園-プリズンスクール-」で、裏生徒会会長・万里という強烈なキャラクターを演じる一方、映画「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」では、シェップスハレット役の吹き替えを務め、そして現在公開中の映画「orange-オレンジ-」では、クールな茅野貴子役と多岐にわたって活躍し、注目を集める山崎紘菜を直撃!
大活躍した2015年を振り返るとともに2016年の目標、映画「orange-オレンジ-」の見どころを聞いた。
――2015年は大活躍の年でしたが、振り返ってみていかがですか?
デビューしてから今までで一番多くの作品に携わった年だったんですけど、今までよりも一つの作品にかけられる時間が短くなって、限られた時間の中で仕事をするということを学べた年でした。
ただ、これまでは作品と作品の間で(自分の中で)気持ちの準備や役作りをする時間があったんですけど、2015年は連続して作品に入ることが多くて大変でした。でもいろんなことに挑戦できて、すごく充実した1年でした。
――演じるために日頃から何かされていることはありますか?
今までは日常生活の中で、この役だったらどうするかな?って考えていたんですけど、でもそれは日常生活にある程度の時間的な余裕がないとできないことだなって、あらためて思って。時間がない中でも精度の高い役作りをしていくことが今後の課題だなって思っています。
あとは、作品に入る前にその監督の過去の作品を見たり、演じる役に似たようなキャラクターの作品があれば、見て参考にしたりしています。
――撮影現場では監督やプロデューサーに相談することはありますか?
自分が思っているキャラクターやニュアンスと監督が思っていることが違っていないか、それは現場で埋めていくしかないことなので、分からないことがあればシーンごとに積極的に監督に聞きにいくように心掛けています。
――映画「orange-オレンジ-」の撮影現場ではいかがでしたか?
最初は貴子のことをすごくクールでカッコイイ子っていうふうにイメージしていたんですけど、橋本(光二郎)監督から「高校生らしくないというか、高校生ならではの明るさがもっとあった方がいいかもしれない」というアドバイスをいただいたので、クールだけどどこか高校生らしいっていうのを意識して演じました。
でも難しかったです(笑)。村坂あずさ(清水くるみ)、萩田朔(桜田通)という面白いコンビがいて、そのコンビとの掛け合いには貴子はどのくらい入っていくのかとか、恋愛話にはどの程度興味を示すのかとか。その都度考えながら演じました。
――撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
みんなすごく仲が良くて、撮影後にご飯を食べに行ったりしていました。主演の土屋(太鳳)さんら6人でも話していたんですけど、6人の絆っていうのもこの作品のテーマでもあるので、撮影以外の時間もなるべく共有するように心掛けていて、その絆も原作に近いものになっているんじゃないかなって思います。
プライベートな時間のときに、原作の6人がいたらこんな雰囲気なんじゃないかなって感じたこともあったし、それがお芝居のヒントにもつながったので、作品にもにじみ出ているといいなと思います。
――「orange-オレンジ-」の見どころをお聞かせください。
原作のイメージを持たれている方が多いと思うのですが、原作を忠実に実写化されていて、原作に出てくる景色だったり、原作にさりげなくでてくるせりふをアドリブで盛り込んだり。みんな原作を大切に、意識しながら取り組んでいたので、そういうところにも注目していただけたらと思います!
――最後に2016年の目標をお聞かせください。
2015年は前の作品の余韻が残ったまま、次の作品に向き合わないといけないときがあって、限られた時間の中で、切り替えて役作りをしていかないといけないなって思いました。もっと時間をかけられたら、もっといいものになったんじゃないかって思ったこともあったので、限られた時間の中でも一つ一つの作品に全力で向き合っていきたいと思います。
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