小出恵介&貫地谷しほり「吉原裏同心」復活!

2015/12/21 22:36 配信

ドラマ

会見に登壇した(左から)貫地谷しほり、小出恵介、近藤正臣

'16年1月3日(日)夜7時30分から放送の正月時代劇「吉原裏同心~新春吉原の大火~」(NHK総合)の試写会が行われ、その後の会見に主演の小出恵介、共演の貫地谷しほり近藤正臣が出席した。

「吉原裏同心」は'14年に連続ドラマとして放送された時代劇シリーズ。幼なじみの汀女(貫地谷)と駆け落ちした下級武士・幹次郎(小出)が、吉原を取り仕切る四郎兵衛(近藤)に腕を見込まれ、“裏同心”として悪を討つ物語だ。

今回のスペシャル版では、新年を迎えた吉原で人気の遊女・香瀬川太夫(安達祐実)が突如姿をくらませる。大罪である足抜け(脱走)を許すわけにはいかず、幹次郎はその行方を追うことに。

そんな中、1カ月前にも遊女が疾走していたことが分かり、幹次郎は連続失踪事件のからくりを調べる。

会見に登壇した小出は「連続ドラマのときから約1年半ぶりの撮影で懐かしかったです。スケジュールも余裕があって、楽しめました」とあいさつ。さらに、「ストーリーは大きくは変わっていません。普遍的なというか、正月らしさはありながらもいつもの『吉原裏同心』です」とシリーズのファンにアピールした。

“時代劇らしい時代劇”というのが出演者の共通認識のようで、近藤も「時代劇のセオリーみたいなものがきちんと入っていてよかった。最初に吉原の大門の前で、花魁(おいらん)道中があって、ああいう時代劇ならではのシーンが好きなんです」と語った。

もちろん、パワーアップしたところも。小出は「貫地谷さんとの夫婦の芝居が、前回よりしっくり来るようになりました。前回は時代劇なのに、現代劇のようなテンポ、雰囲気で話してしまうことがあったんですが、今回は時代劇らしさが出せたと思います」と手応えを語る。

一方の貫地谷は「前回はかわいらしい年下の旦那さんという感じでしたが、1年半ぶりの小出さんは頼りがいがあって男らしくなっていました」とほれ直した様子!?

危険を省みず吉原の女性たちのために走り回る幹次郎と、それを信じて待つ汀女。そんな夫婦を演じる小出と貫地谷に、理想の夫婦についての質問が飛んだ。

すると小出は「あまり、ああだこうだ言われるのは苦手なので、(黙って待っていてくれる)汀女は理想的です」と語ると、近藤は「つべこべ言われたくないんだろ? これは本心だよな(笑)」と小出の本音にニンマリ。貫地谷は「小出さんって意外と亭主関白ですよね?」と返し、会場の笑いを誘っていた。