テレビアニメ、劇場アニメなど、話題の新作アニメに注目し、出演者のインタビューを通して作品やキャスト・スタッフの魅力を紹介する。
10月から日本テレビほかで放送中のアニメ「ルパン三世」(毎週木曜夜1:29-1:59ほか、'16年1月から基本放送時間変更)は、「ルパン三世 PARTIII」('84年-'85年)以来の新テレビシリーズ。
イタリアとサンマリノを舞台に、世紀の大泥棒・ルパン三世が、ICPOの銭形警部の追跡を逃れ、次元、五エ門、不二子と共に数々のターゲットを狙う。
新ヒロインとしてレベッカ・ロッセリーニが加わる他、イギリス諜報部MI6も登場する。
本作の新ヒロインで、サンマリノ共和国を代表する財閥の若き会長・レベッカを演じる藤井ゆきよにインタビュー。作品やキャラクターの魅力、'16年1月からの物語後半の見どころなどについて聞いた。
■藤井ゆきよ インタビュー
――出演が決まった時の気持ちを教えてください。
出演が決まったと分かった時は、マネジャーや事務所のみんなと一緒にとても驚きました。うれしいと同時に、30年ぶりの新シリーズの新キャラクターという大事な役に責任の重さも感じて、少しナーバスにもなってしまいました。最初の頃は、「ルパン三世」のテーマ曲がテレビから聞こえてくるだけで、背筋が伸びる思いでしたね(苦笑)。
――レベッカとご自身と似ているところはありますか?
レベッカは、天真爛漫(らんまん)で、どんな相手でも物おじしないようなキャラクターだと思うのですが、私は初めて収録に参加させていただいた時に大先輩の中で緊張してしまったりと小心者なので、似ているところはあまりないと思っています。収録中は、そんなことを気にしていたらレベッカを演じることはできないので、なんとか他の共演者の方を意識し過ぎないようにしていましたが…。
――では、役作りで意識したことはありますか?
ディレクションでは、「こうくるだろうというところで、そうこない子」や、「じゃじゃ馬で活発で、野生児みたいな感じ」「とにかくわがままに。かわいくならなくていい」ということだったので、なかなか難しいなと思いました。なので、せりふや演技については自由に、ヒロインらしい“かわいさ”は意識していなかったのですが、画がついてみたら、くるくると表情が変わって生き生きと動いていて、とても「かわいい女の子だなぁ」と思いました。
――ご出演されて印象に残っているシーンはありますか?
やはり、第1話です! 栗田(貫一)さんが「五目ずしみたい」とおっしゃっていたのですが、これまでのルパンの魅力がぎゅぎゅっと詰まった、まさに“ど真ん中”のルパンという回だと思います。あとは、オープニングも最高に格好良くて、何度も見てしまいました。私が出演していない回だと、第8話の「ホーンテッドホテルへようこそ」ですね。ラストのルパンのせりふと演出がすごく切なくて、印象に残っています。
――第1話といえば12月23日(水)に発売されるBlu-ray&DVDでオーディオコメンタリーが収録されますが、収録された感想は?
栗田さんと、沢城(みゆき)さんと収録させていただいたのですが、緊張してうまく話せなかったと思います(苦笑)。でも、お2人が役を引き継いで演じる重圧についてなどもお話しされていて、私が聞き入ってしまいました。そんな貴重なお話も聞けるので、ご期待いただきたいですね。
――'16年1月からは物語も後半になりますが、今後の展開で注目するポイントはありますか?
後半からは意外な人物がルパンの強敵として現れるので、注目していただきたいです! レベッカとしては、「ルパンとの関係がどうなっていくか」というところですね。最終回のルパンとの会話では、ルパンのせりふが心に染みる大好きなシーンがあるので、私もテレビ放送を楽しみにしています。
――最後に、ファンの方へのメッセージや見どころをお願いします。
キャストはもちろん、スタッフの皆さんがそれぞれのセクションで丁寧にお仕事をされている、たくさんの愛が詰まった作品なので、まだテレビシリーズを見ていない方も、今度発売になるBlu-ray&DVDと合わせて、ぜひ見ていただきたいです。
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