'16年1月2日(土)に放送される「全世界極限サバイバル2016」(TBS系)で、3度目となる100時間のサバイバル生活に挑んだ武井壮を直撃!
これまで世界各地の過酷な自然環境の下、数々のミッションをクリアしてきた武井は、あまりにも過酷な企画のため「何度もお断りしているんですよ!」と、胸中を明かした。そんな中、3度目の挑戦を決意した心境や、今回のチャレンジなどを振り返ってもらった。
――オファーを頂いた時の心境はいかがでしたか?
本気でお断りしました! 過去2回で、かなりハードなサバイバルを経験したので「今後は若い人にお任せします」っていう心境で過ごしていたんですよ。でも、制作スタッフさんから「全国の若い人が、武井壮のチャレンジを見たがっています」と、熱い言葉を頂いて、挑戦を決意しましたね。「やっぱり受けなければよかった」と思ってしまうほど、今回もハードなチャレンジでしたが(笑)。
――今回は新ルールも加わりましたね。
実は、サバイバル生活だけだと物足りないなぁと思っていたので、チェックポイントやゴールが新設されたことはモチベーションのアップにつながりましたね。ゴールテープを切るということに関しては、芸能界で誰にも負けるつもりはありませんので「かかってこいや!」っていう感じです。
――ニュージーランドの印象はどんな感じでしたか?
行く前は「楽勝じゃん!」って思っていたんです(笑)。平和で安全な所なので“サービス旅行”なのかなって。ただ、実際に行ってみると、そこには過去最強のサバイバルプランが用意されていましたよ。
――具体的にはどんなチャレンジが待ち構えていたのですか?
南半球で最大といわれる縦穴洞窟“ハーウッズホールズ”を、命綱のみで降りるアブセーリングの挑戦でした。僕、高所恐怖症なので高い所がNGなんです。それにもかかわらず、深さ(高さ)200mの崖との戦いですからね。おそらく今回で一番の見せ場になっているはず!
あと、洞窟内ではいろんな危険もありました。迷路のような地形だったり、滑りやすい鍾乳石があったり、本当に恐怖と不安の連続でしたよ。合計時間でいうと、丸1日、日の光を浴びずに洞窟の中にいたので、精神的にも不安でしたね。何が起こるか分からない、まさに“ダンジョン”でした。
――不安や恐怖に打ち勝つために考えた秘策はありましたか?
不安や恐怖が待っているということは、大自然と戦う上で当然あるものだと思っていました。なので、その気持ちをいかに楽しめるかっていうことにハードルを置いてみたんです。どんな状況に直面しても、これまでの知識と経験でエンジョイしてしまえと。そういう目標を持って挑みましたね
――すごく前向きですね。
日本にいると恵まれた環境で過ごせるから、「ここがいかに平和なんだ」と、気付かないことも多いんです。それに僕の仲間でも「毎日が苦しくて、つまらない」って嘆いている人もいたりして、自分がチャレンジすることでそういった仲間が、何かに挑戦する時の後押しができたらいいなって思っています。
――挑戦中は、食生活もかなり過酷だと思いますが、帰国後にまず何を食べましたか?
うなぎ! 実は挑戦中に巨大うなぎと格闘したんです。そして、帰ってきて最初に食べたのは、まさかの高級なうな重でした(笑)。その時の格闘を思い出しながら、おいしいうな重を堪能するっていうある意味“サバイバル”でしたね。
――まさに“極限”のご褒美ですね!
人間って本当に極限状態となった時、何を食べてもうまいんです! 体が食べ物を必要としているから、幼虫を食べても一言目に発する言葉は「うまい!」でしたから。
――最後に見どころをお願いします。
これまで3回にわたって、さまざまな環境での戦いに挑んできましたが、日々の生活の方が自然の中でのサバイバル生活よりもっと過酷なサバイバルだと思っています。でも実際、それに打ち勝つことって本当に大変なことだと思うんです。
もし、僕の挑戦を見た皆さんの背中を、少しでも押すことできたらうれしいですね。ぜひお正月は、おいしいおせち料理を食べながらこの番組をご覧ください。
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