津田寛治、嫌みたっぷりに初共演の長瀬智也の肩をもむ

2015/12/26 07:00 配信

芸能一般

長瀬智也主演の新ドラマ「フラジャイル」で、医師・佐田役を演じる津田寛治

'16年1月13日(水)よりフジテレビ系にてスタートする長瀬智也主演のドラマ「フラジャイル」に、津田寛治が出演することが決定した。津田は長瀬と初共演、さらに連続ドラマ初の医師役に挑戦する。

同作は、同名人気コミック原作の医療エンターテインメント。長瀬演じる天才病理医・岸京一郎はイケメンだが、偏屈で毒舌。そんな岸が周囲と対立しながらも、己が信じる医療の正義のために闘う姿を描く。

一方、津田が演じるのはドラマオリジナルキャラクターである岸の直属の上司・佐田直人。佐田は、岸の優秀さは買っているが、変わり者故に、院内でもめ事を起こす岸に手を焼いている。

津田は佐田を演じるに当たり「お話を頂いたとき、台本よりも先に原作を読みました。厳しくも温かい命との対峙(たいじ)の物語に涙がにじみました。患者と接しない病理医だからこそ見えてくる命の重みがあるのだと、襟を正したのを覚えています。そして台本を読むと…僕の演じる佐田という役は、原作にはないことが判明しました。しかも、ちょっとおちゃらけているのです。 ううう、マジか…せっかく襟を正したのに。

そしてそして、後日監督に言われた言葉は…『佐田という役はですね、権力の象徴なんです。おちゃらけてはいるんですが権力の象徴なんです』。おちゃらけているのに権力の象徴…マジか! メチャクチャ難しいではないか! でもすごく燃えてます。おちゃらけた権力の手先、佐田。ぜひ見てください!」と熱くコメント。

さらに長瀬との共演については「今回、長瀬さんとは初めてご一緒しますが、素晴らしい人だと思います。強さと優しさを兼ね備えているというか、それでいてチャーミングというか、ちょっとしたことにも思いやりがある人ですね。

初日の撮影の時、僕が嫌みたっぷりに長瀬さんの肩をもむというシーンがあったのですが、本番であまりに激しくもみ過ぎたために、長瀬さんの持っていたコーヒーが盛大にシャツにこぼれてしまいました。こ、これはマズイ!と思ったのですが、『ほら~』と言って長瀬さんが芝居を続けたので、僕も何とかかんとか芝居を続けました。オッケーが出て、慌てて長瀬さんに謝ろうと思ったら、その前に長瀬さんが笑顔で『いや~良かったですよ。コーヒーこぼれるの、またどっかで挟みましょうね!』と言ってくれたのです。

僕はその時、この人が主役なら、このドラマはきっといいドラマになると思いました。長瀬さん、これからもみんなを引っ張っていってください!」と期待を寄せた。

そんな長瀬演じる岸と、津田演じる佐田のかみ合わないコミカルなやりとりは、ドラマにコメディー要素をプラスさせる。手術はせず、組織や細胞を分析して患者の診断を下す病理医の姿を描いた、これまでにない医療エンターテインメントから目が離せない。