ドラマ初主演の小籔千豊「演技はほんまにド素人です」

'16年1月7日(木)から日本テレビ系で放送される、大阪を舞台にした1話完結の勧善懲悪ヒューマンドラマ「マネーの天使　～あなたのお金、取り戻します！～」で、ダブル主演を務める小籔千豊と片瀬那奈が初共演の感想、ドラマの見どころを語った。

撮影前は不安があったという小籔だが、クランクインして「演技に関してはほんまにド素人。監督に怒られるんじゃないか、共演者に嫌な顔されるんじゃないかってビクビクしてたんですけど、片瀬さんをはじめとするスタッフの皆さんもニコニコされていて、安心しています。この先死ぬほど怒られるかも分かりませんけど(笑)」と心境を明かす。

一方、片瀬は「本当に以前から小籔さんと共演したいって思っていたので、ご一緒できて本当にありがたいなと思っています。現場では小籔さんに引っ張ってもらっています」と撮影現場はいい雰囲気の様子。

だが、まだまだ戸惑いもある様子の小籔は「主演の所作、振る舞いが全く分からない。新喜劇の座長の時の方が大変ですけど楽ですね。ドラマは監督さんがいらっしゃいますし、別のもんやと思って打ち上げで頑張ろうかなと。司会でもさせていただきます(笑)」と思わず本音も。

また、片瀬も「1シーン1シーンが非常に長くて、1シーンで台本8～10ページは当たり前なので、新喜劇ではないですけど、舞台をやっているような感覚があって。それは楽しいけど過酷なものでもあります」と明かす。

それぞれの役どころについて、片瀬演じる栗原理佐はメキシコ料理店の店長をする傍ら弁護士を目指して勉強中。店内に金銭トラブルの相談窓口を設置し、困っている人を助けていく。そんな理佐について「理佐は困っている人を助けたいという気持ちが強くて、それを行動にできる人。カッとなるとすぐキレたり、走ったり、自分に正直に生きていたい人って感じがします。私も変に正義感が強くて相談されると、余計ややこしくする人です(笑)。ちょっと似てる部分もあるかな(笑)」と自身と重ね合わせている部分もあるようだ。

一方、小籔演じる超お人良しで超真面目な無職の竹内茂。1話では依頼人だったが2話以降、理佐の手伝いをしながら一緒に困っている人を救っていく茂について、「僕は困っている人を放っておくのは寂しいと思いますし、ほんまにやり方次第では日本人全員、ええやつになれる瞬間がくるんちゃうかと思ったりするし、周りからは“純粋過ぎる”って言われますけど、そういう部分は似てるのかも分かりませんね」と茂の純粋さに共感を示す。

それぞれの役柄に共感し、役にもハマっている様子の二人に見どころを聞くと、小籔は「こういうドラマをやって、3カ月一緒におったら恋愛感情が生まれて、付き合って結婚ってなる。でも僕は結婚して家庭があるので、不倫という形になるとは思うんですけど、青山のイタリアンデート、並びに高級ホテルでの密会みたいな写真を撮られると、ドラマの数字も上がるんじゃないかと(笑)。そこも期待していただけたらなと思います(笑)」と妄想や願望を膨らませた。

片瀬は「『ヒモ男にだまされて貢いでたけど、お金は返ってこないよね』ってほとんどの人が考えると思うんですけど、この作品を見たら意外と返ってくるかもしれないという希望が見えたらいいなと思います」と小籔の妄想はスルーしつつ、見どころを語った。