モー娘。りほりほ、「ありがとう」でいっぱいの卒業!

2016/01/01 20:30 配信

芸能一般

ハロー!プロジェクトのカウントダウンライブ「Hello!Project COUNTDOWN PARTY 2015 ~ GOOD BYE & HELLO ! ~」で、モーニング娘。'15・鞘師里保が卒業

ハロー!プロジェクトが'15年12月31日、カウントダウンイベント「Hello!Project COUNTDOWN PARTY 2015 ~ GOOD BYE & HELLO ! ~」を東京・中野サンプラザで開催。℃-uteモーニング娘。'15アンジュルムJuice=Juiceカントリー・ガールズ、こぶしファクトリー、つばきファクトリー、研修生11人の総勢64人が出演した。

この日でモーニング娘。'15を卒業し、海外留学をする鞘師里保は「ドキドキしている気持ちなのです。でも、このドキドキはコンサートが楽しみというドキドキが大きい。メンバーと一緒に、このライブを盛り上げられたらいいなと思います」と、ラストステージへの意気込みを語った。

こぶしファクトリーは、前日の30日に日本レコード大賞・新人賞を獲得。リーダーの広瀬彩海は、「結成がことしの1月2日、そして12月30日のきのうにはレコード大賞最優秀新人賞を取ることができて、本当にいい形でことしを締めくくれたんじゃないかなぁ~と思います」と振り返る。さらに、“レコ大”で歌唱した「ドスコイ!ケンキョにダイタン」を歌い、コンサート序盤から会場全体を一体化させるパフォーマンスでファンを魅了した。

続いて、新体制となって初めてのパフォーマンスとなるカントリー・ガールズアンジュルムが登場。新メンバーの梁川奈々美、船木結を加えたカントリー・ガールズの新体制初パフォーマンス楽曲は、デビュー曲の「愛おしくってごめんね」。初せりふは梁川が担当し、久々の「愛おしくってごめんね」でファンに感動を与えた。

一方のアンジュルムは、新メンバーの上國料萌衣と共に「ドンデンガエシ」「大器晩成」を披露。初ステージの上國料は堂々と、新鮮かつ元気いっぱいのパフォーマンスでファンを沸かせる。パフォーマンスを終え感想を聞かれると、上國料は「やっぱり緊張もあったんですけど、(お客さんの)盛り上がりがすごかったので、楽しかったです」とメンバーとしての存在感を出していた。

ハロプロ内最年長グループとなった℃-uteは、安定したパフォーマンスで存在感を示す。今回のコンサートは各グループが'15年に発表した楽曲を中心に構成されており、℃-uteは湘南乃風・SHOCK EYEの制作による「我武者LIFE」のサビでのタオルパフォーマンスで不動の安定感を見せた。

コンサートの1部でトリを飾るのは、鞘師がラストステージとなるモーニング娘。'15。鞘師がモーニング娘。で初めてメインボーカルを務め、自分自身ターニングポイントとなったという楽曲「One・Two・Three」での鞘師の姿はファンにとって感慨深いものとなった。

その後、鞘師の卒業セレモニーになり、会場は鞘師のメンバーカラーである真っ赤なサイリウムで埋め尽くされた。まず、ハロー!プロジェクトのリーダー、℃-ute矢島舞美が「人一倍努力もしただろうし、人一倍葛藤もあったかと思います。それでもまだまだ上を目指して今回の留学を決断した鞘師ちゃんの生き方は、本当に志の強い格好いい生き方だなぁ~って思います」と手紙を読み上げた。

また、モーニング娘。'15のリーダー・譜久村聖は「ステージパフォーマンスとは違って、私生活ではおっちょこちょいの里保ちゃん。昔は9期の前だけだったけど、だんだん(ハロプロの)他のメンバーにもバレてきて、ついにはファンの皆さんにもバレちゃったね(笑)。でも、きっと心の許せる人が増えたんだなぁ~って思ったからうれしかったよ」と、涙ながらに鞘師への愛情を語った。

2人からのメッセージを受け、鞘師は「10月29日にモーニング娘。からの卒業を発表してから、突然の発表で驚かしてしまったにもかかわらず、ファンの皆さんや周りの方々には応援の言葉を頂いて本当に感謝しています。皆さん、本当にありがとうございます」とコメント。

さらに、12期、11期、10期、同期の9期メンバーにもメッセージを贈り、ファンからの手紙やブログの文章などからいつも笑顔をもらっていたことを明かす。「全てが心の支えだった」とファンからの思いに感謝した鞘師は、成長して日本に戻ってくることを誓い、心を込めたメッセージを会場のファンに伝えた。

最後は、鞘師が幼稚園のころに発売され、モーニング娘。'15に入るきっかけとなったモーニング娘。往年の楽曲「Go Girl~恋のヴィクトリー」をオールキャストで熱唱。5年間に及んだ“モーニング娘。鞘師里保”が幕を下ろした。

終演後、鞘師は「ファンの皆さんから、『自然に楽しんでいる里保ちゃんが好き』って言われていました。だから、きょうはいつも通りの自分を見てもらうことを心掛けてコンサートに臨みました」と、この日のコンサートへの思いを告白。今後については、「学校と英語の勉強漬けになります。また、今までできなかったこと、例えば他の人のコンサートなどにも少し行ってみたい」と話した。

最後に、「本当に皆さんのおかげで、ここまで来られました。全て自分1人ではできない事ばかりでした。これからは何でも1人です。立派な人間になって帰って来ますので、期待して待っていてください。本当にありがとうございました」と最後まで感謝の気持ちを忘れないまま会場を後にした。