「ドラマスペシャル 検事の死命」(1月17日(日)テレビ朝日系)にちなんだ痴漢冤罪(えんざい)対策の弁護士による特別講習が1月6日にテレビ朝日で行われ、同ドラマで主演を務める上川隆也が登場した。
同ドラマは、柚月裕子の小説「検事の死命」から短編「死命を賭ける/死命を決する」を映像化したもの。検事の佐方(上川)が、電車内で起こった痴漢事件が冤罪(えんざい)かどうか捜査を進めていく。
講習では、痴漢を疑われないようにする方法や、実際に間違われた時に取った方がよい行動などのレクチャーが行われた。
通勤ラッシュを避ける、いつもと違う通勤通路を使わないなどの方法が紹介されると、上川は「もっと緩めに考えていました。ここまで電車に乗るときの心構えとして対処しなければいけないものになっているんだと驚いています」と、真剣に講師の話に耳を傾けた。
現在の刑事裁判では、痴漢を疑われて、裁判にまでなると9割以上は有罪になってしまう。そこで、連絡すると弁護士がすぐに駆けつけてくれる「痴漢冤罪(えんざい)保険」が紹介されると、上川は「それが成立するくらい、基本的なものになっているってことですよね。すごい時代ですね」と驚きを隠せない。
最後に上川は「(同ドラマは)日常と隣接している痴漢冤罪を題材にしていることで、いままでにない法廷サスペンスになったと思います。加害者、被害者もすべていて、比較的被害者の証言の方が力を持っていて、それによって事件の様相も一転、二転する。殺人事件を題材にしていると被害者は何も言えないので、証拠や犯人の証言がポイントになってきますが、そこが違っていて、すごく新鮮でした」と、見どころを明かした。
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