「画面から伝わる熱量が圧倒的」下町ロケットが作品賞ほか5冠達成!

2016/01/08 12:00 配信

ドラマ

第87回ザテレビジョンドラマアカデミー賞が決定

'15年10~12月にかけて放送されたドラマを対象に開催した「第87回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」の投票が終了し、作品賞、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞、脚本賞、監督賞の全8部門の優秀賞が決定した。最終回の平均視聴率22.3%を記録し、民放の連続ドラマで最高視聴率を叩き出した「下町ロケット」(TBS系)が、作品賞のほか、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞、監督賞の5冠を達成。ほか、主演女優賞には「5→9~私に恋したお坊さん~」(フジ系)の石原さとみ、助演女優賞には「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(フジ系)の菜々緒が選出され、ドラマソング賞には「5→9~私に恋したお坊さん~」(フジ系)の主題歌を担当したback numberの「クリスマスソング」が受賞した。

詳細と選出理由は以下の通り。

【作品賞】「下町ロケット」(TBS系)

選出理由:「日本人男性がドラマに求めるものが集約された作品」「庶民の逆襲という池井戸パターンは健在で、ワクワク感があった」「展開、脚本の面白さはもちろん、演技、キャスティング、美術等さまざまな点に工夫と、リアリティーを持たせる説得力があった」

【主演男優賞】阿部寛/「下町ロケット」(TBS系)

選出理由:「画面から伝わる熱量がとにかくすごかった」「企業社長の顔と技術者の顔、両方を兼ね備えながらも、家では娘に毛嫌いされる存在が親近感が湧いて良かった」「社員を引っ張りつつ、愛される社長の姿や少しお茶目な姿が視聴者を引き付けた」

【主演女優賞】石原さとみ/「5→9~私に恋したお坊さん~」(フジ系)

選出理由:「さわやかさ全開、抜群のかわいらしさ」「英語の発音も良かった。月9らしい性格も見た目もすてきな、同世代の女性は憧れるような主人公だった」「嫌味っ気のない、自然体の演技で、シリアスからコメディーまで、どちらもいい演技を見せてくれた」

【助演男優賞】吉川晃司/「下町ロケット」(TBS系)

選出理由:「苦悩する顔もハマっていた。大企業の中間管理職を印象深く演じた」「重厚感を醸し出した」「主人公の熱血ぶりを見事に支えていた役どころだった」

【助演女優賞】菜々緒/「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(フジ系)

選出理由:「最もマンガらしいキャラクターだったエキセントリックな殺人鬼を美しく演じた」「期待を上回る完璧な悪女っぷり」「アクションのキレもよく、長い手足が動きをよりかっこよく見せていた」

【ドラマソング賞】「クリスマスソング」back number/「5→9~私に恋したお坊さん~」(フジ系)

選出理由:「新たなクリスマスソングの定番が誕生」「物語との一体感が増し、心地よかった。この音楽も演出にプラスになっていた」

【脚本賞】八津弘幸/「下町ロケット」(TBS系)

選出理由:「原作の換骨奪胎が上手かった。大企業と中小企業のトップクラスの言葉づかいが微妙に違う所の芸が細かい」

【監督賞】福澤克雄、棚澤孝義、田中健太/「下町ロケット」(TBS系)

選出理由:「舞台のような長ゼリフの応酬と熱量はほかの監督ではまねできない」

受賞者インタビューや、各部門の順位詳細などに関しては、2月3日(水)発売の週刊ザテレビジョン6号にて紹介。また、Smartザテレビジョンでも、同日に結果の詳細発表いたします。

【ザテレビジョンドラマアカデミー賞とは】

国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNO.1を決定する特集です。'94年の4月クールからスタートし、各クールごと年4回行ってきた「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」はもうすぐ22年目に突入。現在は、最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞、脚本賞、監督賞、ザテレビジョン特別賞の全9部門を、さまざまな観点から選出し、表彰いたします。※作品賞からドラマソング賞までの6部門は読者票と、審査員(5名)、TV記者票(編集部員計15名)の3者の割合が均等になるように票を集計して、選定。脚本賞、監督賞の2部門は前述の審査員と弊誌編集部員が投票して決定。ザテレビジョン特別賞においては合議の上、選出いたします。