映画「ピンクとグレー」が1月7日に公開を迎え、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた初日舞台あいさつに、中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、菅田将暉、夏帆、岸井ゆきの、小林涼子、柳楽優弥、行定勲監督が登壇した。
本作は、'12年に刊行された加藤シゲアキ(NEWS)の小説デビュー作を映画化した作品。現役アイドルが芸能界のうそとリアルを描いた問題作で、幕開けから62分後に訪れる、ピンクからグレーに世界が変わる“ある仕掛け”の衝撃に心を奪われる。
この日の舞台あいさつでは、菅田がビデオカメラを持って登場。「裕翔の晴れ舞台。お父さんの気分で」と、中島にカメラを向けるなど、仲の良さを見せた。
行定監督も「二人は本当に仲が良くなっていった。お互いリスペクトし合っている役柄で、それが気持ちの変化の要因になっていったりするけど、それは愛みたいな物があるからだと思う。3週間の撮影でそういうのを現場でも作って、お互いにリスペクトするようになったのは、この映画の大きな要因になっている」と二人の関係について言及。
中島も「映画をきっかけに世界が変わったことは?」という質問で、「ここ(菅田と)の距離の縮まり方」と続いた。
菅田は「この映画で一番気持ちよかったのは、裕翔に鼻血を出しながら殴られるシーン。変わったというか、勢いあまって入っちゃうというか。この中島裕翔がテンション上がり過ぎて、乱闘のシーンで(僕の顔に)かすっちゃった。記憶が飛ぶ瞬間があったけどうれしい。お芝居をしていく上で一つ越えたものだった」と明かした。
また、中島との共演が3回目となる夏帆は、中島の変わったことについて「身長が伸びた!(笑)」と即答し、「初めて会った時は小学生で、私よりも小さくて『夏帆ちゃん、夏帆ちゃん』って、すごいかわいかった」と昔のエピソードを披露。
さらに、「裕翔君は当時から自分をしっかり持っていた。素直に真っすぐ大きく育ってくれてうれしい」と言葉をかけ、菅田から「お母さんか!」とツッコまれる一面も。
最後は中島が「女性(同士)だけではなく、デートとかで見るのもいいと思う。世界が違って見える」と、行定監督が「久々に青春映画を撮ってみて、若い俳優たちとやるのも悪くないなと思わせてくれた。本当にそれぞれがはまり役で、胸を張って見ていただける作品だと思う」とPRし、舞台あいさつは盛況のうちに終了した。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)