「警視庁ゼロ係」で松下由樹が男勝りな寅三を熱演中!

2016/01/22 17:20 配信

ドラマ

「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」で寅三を演じる松下由樹

毎週金曜にテレビ東京系で放送中の「金曜8時のドラマ『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』」(夜8:00-8:54)で、究極の“KY刑事”冬彦を演じる小泉孝太郎とコンビを組む寅三(とらみ)を演じる松下由樹にインタビューを敢行!

数多くの作品に出演してきた実力派俳優・松下がこれまでにないキャラクターをコミカルに演じる。そんな新境地を開拓した思いや演技について話を聞いた。

――松下さんのイメージとは正反対の寅三ですが、実際に演じられてみていかがですか?

このドラマ自体が刑事ものというよりは、事件を追うだけでなくて、ゼロ係のメンバーのキャラクターが際立っているドラマで、みんながどんなことを考えてどんな行動をしていくんだろうって思わせるような物語です。寅三という役柄だけでなくストーリーや雰囲気もこれまで経験してきたドラマとは全然違うので、とっても楽しんで演じています。

――寅三を演じるに当たって、役作りや気を付けていることはありますか?

名は体を表すというくらい、男の子が欲しくて寅三と名付けたという設定ですし、男勝りに育ってきた人だと思うので、そういうところを自然に表現できたらいいなと思っています。元刑事ということもあって、度胸もあるし男性の中でも堂々と立ち向かっていく人だし、たんかも切るし、乱暴な言い方もするんですけど、冬彦さんとの掛け合いでは、それが逆にコミカルに見えて。寅三が真剣に怒れば怒るほど、肩透かしにあってしまって(笑)。冬彦さんは警視という立場なので、普段は敬語を使っているんですけど、どうしても言いたいときは、「タメ口いいですか?」って一応聞いてから言うのがお決まりです(笑)。そこもこのドラマの見どころですね。

――寅三が冬彦にイラッとしていることに、共感することはありますか?

小泉さんは冬彦さんの特徴をしっかり捉えていて、突然腰に手を当ててみたりして本当に面白いんですけど、でも撮影中は寅三として向き合っているのでイラッとしますね(笑)。

――撮影現場はどんな雰囲気なんですか?

それぞれのキャラクターがすでに定着していて、本当に存在しているかのような感じです。みんなでいるのがとても自然で、和気あいあいとしていい雰囲気ですね。それに互いの役も自分が演じている役も好きっていうか、息もピッタリなので楽しく過ごしています。

――もし実際に冬彦さんがいたらどう思われますか?

遠目に見ている分にはいいのかもしれませんけど、大変だと思いますよ。ドラマで見るのがいいと思います(笑)。

――小泉さんと互いの演技について話すことはありますか?

最初に監督を含めていろいろと話をしました。

冬彦さんと寅三は、なんとなくリズムとかテンポが合わないっていうのを表現しないといけないので、そういうやりとりや目線の位置とかを確認したりはします。

――この現場に限らず、撮影現場には役作りをしてから行きますか?それとも現場で作っていくんですか?

自分でもイメージして作っていきますが、現場で役者さんと演じてみないと分からないこともたくさんあるし、体感していくことで出来上がっていくこともあると思うので、現場でのやりとりはとても大事にしています。

――日頃から演じるために何かされていることはありますか?

特殊な職業の役を演じる時に、資料や本を読むことはありますが、何よりも柔軟でいることが大事だと思っています。

自分が「こういうふうに表現したい」っていうのも大事ですけど、監督から言われたことに柔軟に対応したり、共演者との空気感をキャッチしていくことも大事だし。どんなことにでも対応していけるように心掛けています。今回は、コンビネーションやテンポ、感覚を一番大事にしていますね。

――寅三の注目ポイントをお聞かせください。

何といっても冬彦さんとのコンビに注目していただきたいですね。嫌々ながらもコンビを組まされて、振り回されてイラついて(笑)。でも冬彦さんのあの正義感は、みんなに何らかの影響をもたらすんじゃないのかなって思っています。

――2016年はどんな年にしたいですか?

今回、寅三という新しいキャラクターを演じることができて、ありがたく思っています。また、警察ドラマでありながらもすごくハートフルで、楽しめるドラマです。そんなドラマで一年をスタートできているので、この新鮮な気持ちで新しいことに挑戦していける年にしたいなと思っています。