昨年11月21日~23日の3日間にわたって東京・代々木競技場第一体育館で開催された「~5th Anniversary~テレビ朝日ドリームフェスティバル2015」が、CSテレ朝チャンネル1にて1月30日(土)に放送される。
最終日に登場したキュウソネコカミに、ライブの感想や裏話、CSでの放送の見どころを語ってもらった。
【「キュウソネコカミ『ビッグネームだらけの中で何かを』」より続く】
――CSテレ朝チャンネル1での放送を見る方に、「特にここを見て!」というところは?
カワクボタクロウ:それはやっぱり僕らの表情やと思います。何かね、笑っちゃうんすよ。みんな緊張しているなあ…というのが、すごく伝わってくるので。(ヨコタ)シンノスケとかも、「あいつ大丈夫かな」って目で見ているし。
それが、徐々にお客さんと一緒に僕らも表情が変わっていく。それは僕らのDVDとかではあまり見られないところではないかなと思うので、アウェー感という部分にも注目して見てほしいですね! タイマンツアーのときとは全然違う姿が見られると思います。
ソゴウタイスケ:お客さんが遠過ぎて、普段はお客さんの顔を見るのが苦手なんですが、今回は遠いからめちゃくちゃ見ていました。パフォーマンスはほぼぶっつけだったんですけど、僕らの周りをうかがっている感じの表情を見てほしいですね。
ヨコタ:ビッグネームがズラリいる中で、「キュウソネコカミって一体何なの?」と思われる方もいらっしゃると思うんですが、このメンバーの中に俺たちが呼ばれたのはなぜかというところが分かってもらえたらいいですね。俺たちは正統派ではないのですが、正統派ではないなりにここまできたので、「キュウソネコカミってもしかしてすごいんじゃない?」と思う部分を頑張って見つけてほしいです!(笑)
カワクボ:「あ、なるほどな」って思われたいよね。
ヤマサキセイヤ:それに歌詞をテロップで出してほしいですね。たぶん、何を言ってるか分からないと思うので。あ、そういうことを言っているのか、意外と納得できることを言っていたのだなと、映像と歌詞で気付いてほしいです。来てくれたお客さんはやっぱり歌詞に共感してくれている人が多いと思うので。そういう部分、僕らも攻めていきたいので、できれば歌詞を出してください!!
オカザワカズマ:「ハッピーポンコツ」もすごく歌詞がいいんですけど、やはりライブだとお客さんも聞こえにくいと思うんですよ。
ヤマサキ:「DQNなりたい、40代で死にたい」とかも、ちゃんと聴けば「分かる! 分かる!」と思ってもらえると思うし。
オカザワ:インディーズの時からやってきた周りのバンドを見て、「じゃあ俺らはこうやろう!」というのをメジャーでやるとこうなる、という代表例のようなライブだったと思うんです。最終的にaikoさんをいじらせてもらうことになったんですけど、それが僕らがやってきた戦い方の一つであって、これからこういうのもやりつつ曲でも勝負していければいいなと思いました!
――それでは2016年の抱負をどうぞ!
カワクボ:自分らと同世代のバンドがいろんな仕掛け方をしている中で、ホールツアーをするバンドもいれば、ちょっと背伸びしているんじゃない?というバンドもいる。でも、僕らはお客さんの顔をずっと見ていたいなと思うので、よく遠くなったとか言われがちなんですけど、俺らは全然そんなことない。だってちょっと前にキャパ350人のところで地方を回っているくらいだし(笑)。
そういうところを大事にしていって、お客さんの視線から目を逸らさないようにやっていきたいです。僕らなりの戦い方というのが、これからのライブスケジュールで出てくると思います。
ソゴウ:俺らは基本的に“後出し”が好きなんですよ。いろんなトピックスが周りであって、周りが何かやった後に、俺らはこうしていく!というのが出せればいいですね。
ヨコタ:えっ! 自分たちが起こすんじゃなくて!?(笑)
ソゴウ:そう、俺らはカウンターバンドなので、何かが起こるのを待ちます!(笑)
ヨコタ:じゃあ、ソゴウだけ待って俺たちは攻めようか~。
ソゴウ:なんでやねん!
ヨコタ:ずっとやっていることなのですが、ワンマンのキャパが上がったり、Zeppでやったり、それこそ追加公演だったり、幕張メッセ2DAYSがあったり…。
たぶん’16年もこのままいけばドリフェスのような豪華なイベントに呼ばれる可能性もあって、もしかしたらTVの音楽番組も出るかもしれない。今までは何かやりそうだな、という感じでそこに対してやってきたのですが、全部の期待に応えると、2回目呼ばれるのなら、ある程度の期待があるだろうからそこにも応えなきゃいけないだろうし。
あまりキュウソを知らないお客さんが多いステージでも、出してもらうからには呼んでくれた人の期待に応えたいし、見に来てくれたお客さんの期待にも応えたい。
いつもキュウソってすげーな、応援しがいあるなって思ってもらうためには、どんな場所でも、期待に応えることが大事ですよね。サボらないという姿勢を引き続きやっていけたらいいなと思います!
ヤマサキ:抱負っすよね。貯金かな…(笑)
一同:え? 終わり?
ヤマサキ:いやいや。貯金というのは“謙虚”ですよね。ぼく、あまりぜいたくに慣れていないんですけど、ぜいたく感を表に出さないようにしたいなと。自分の中で、調子に乗らないことこそがキュウソの音楽を生み出すと思っているので、どんな大きな会場に行っても調子に乗らない精神でいたい。ある程度、“卑屈な精神”を失わないように…って思っている時点でおかしいですかね?
でもそういうのすごく得意なんですよ。自分をおとしめるというか、あまり上に上がらないというか。ステージは上がりたいし、お客さんも増やしたいし、めちゃくちゃ売れたいけど、まだ華やかな自分にはなりにくいなと。だから、そういうのを総合して“貯金”というか、言うなれば“貯力”ですね。
オカザワ:僕は逆に期待を裏切りたいです。メジャーデビューして2年目になるんですけど、フェスでもキュウソを見たことがあるというお客さんも増えたと思うので、そういうお客さんに一泡吹かせたいなと。イベンターの人、テレビの人とか、いろんな人の期待を上回ることがしたいですし、皆さんの想像を超えていきたいです!
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)