フジテレビ系のドラマ「フラジャイル」(毎週水曜夜10:00-10:54)に、1月27日(水)放送の第3話から元SKE48の松井玲奈が出演する。
「フラジャイル」は「アフタヌーン」(講談社)に連載中の同名漫画が原作で、松井は製薬会社・アミノ製薬のMR(医療情報担当者)の営業・火箱直美を演じる。
そんな松井が第3話放送を前に囲み取材会に登場。火箱を演じることや共演者とのエピソードなどを語った。
【「松井玲奈「フラジャイル」出演の意気込みを語る 前編」より続く】
――共演者の皆さんの印象はいかがですか?
撮影でご一緒したのはまだ武井(咲)さんと野村(周平)さんくらいで、まだまだ本隊の撮影には参加していないんです。年齢が近い人たちで撮影をしていて休憩時間にしゃべっていたり、お話を聞いたりしていると、私自身がインドアなタイプだけに、皆さんアウトドアでアクティブだなと思いました。
お芝居もすごく勉強になることが多くて、一緒に撮影ができることが幸せだなと感じます。たくさん吸収して、自分自身ももっと良くなりたいですし、作品にプラスになるように頑張っていけたらいいなと、刺激をたくさんもらえる現場だと思います。
――武井さんたちとは実際にどのようなことを話したんですか?
「休みの日に何してる?」とか「どんな音楽聴くの?」みたいな話をして、私にはない時間の使い方を皆さんされていました。ちょっとした空き時間にしゃべったり、お話しできたりすごく楽しいです。でも緊張はします(笑)。
――長瀬(智也)さんの印象はいかがですか?
ワイルドな印象が強くて。原作の岸先生は寡黙なイメージだったんですけど、長瀬さんが演じるとそういう一面もあるんですけど、それでもちょっと寄っていきたくなるようなオーラもありました。これはドラマならではと思って、私もイチ視聴者として楽しんで見ていました。
――現場の雰囲気はいかがですか?
朝が早い日もあるんですけど、すごく和気あいあいとしている、楽しい現場です。私が出演しているシーンでは、みんなでご飯を食べているシーンが多いので、余計にそう思うのかもしれないですけど。「料理がおいしいね」と言いながら撮影できるのも楽しいです。
――ちなみに、それは何の料理ですか?
ユリ根がみんな好きみたいで(笑)。私も初めて現場で食べたんですけど、おいしいかったです。
――現場でドキドキしたことはありますか?
森井役の野村さんとすごく顔を近づけなきゃいけないシーンがありまして、それは今までにない感じですごく緊張しました。お互いちょっと気まずい…みたいな。(本番を)待っている時から近くないといけない時もあったので、どこを見てたらいいかなという緊張感もありました。
――SKE48を卒業した時に今の状況をイメージしていましたか?
卒業した時点では全く何も決まっていなかった中で、日がたつにつれて新しいお話を頂けてすごくありがたいという気持ちと、「どうして自分なんだろう」という気持ちがあります。ですが、自分が一番やりたいと思っていたことに今挑戦させていただいています。たくさんの作品に出させていただき、いろいろな方と一緒にお芝居をさせていただいていることはすごくうれしくて楽しいことなので、これがもっともっとつながっていくように、このようなチャンスをダメにしないように頑張りたいです。
――SKE48時代と今を比べて、一番変化があると感じるのはどんなところですか?
グループにいた時は、周りはみんな知っている人で、自分の失敗をみんなが補ってくれたり、誰かの失敗もみんなでサポートし合いながら一つの物を作っていくという感じだったんです。今までもお仕事に対しての責任感や、「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちはあったんですけど、本当に今は一人でちゃんとやっていかなきゃいけないんだということと、周りにいる人たちはそうやってずっとお仕事してきてたんだなというのを感じます。
――“フラジャイル”という単語には“壊れやすい”とか“弱い”という意味がありますが、気持ちが弱くなってしまった時、落ち込んだ時にはどのように気持ちを立て直していますか?
とことん落ち込みます。底が見えるまで落ち込むとあとは上がるしかないので、自分でダメだったことを全部出し尽くして、そこから「じゃあどうしてダメだったのかな」って考えて持ち上げていくようにしています。
――落ち込んでいる時間は短い方?
そうですね、コンパクトにキュッと落ち込みます(笑)。
――'16年はどんな年にしたいですか?
言葉としては強く聞こえてしまうかもしれないですけど、“生き残っていきたい”とずっと思っているので、ちゃんと生き残れるように頑張りたいと思います。'17年につなげていきたいです。
――最後に、登場を待っている視聴者の方にメッセージをお願いします。
第3話で私の演じる火箱が初登場となります。医療ドラマって難しいイメージがあるかもしれないですけど、「フラジャイル」は今までの作品と違うタイプの作品だと思います。難しく考えなくても、見ていていろいろなことが分かったり、ちょっとコメディーな部分もあって楽しんでいただけたりする作品になっていると思うので、身構えずに楽しみながら見ていただけたらと思います。
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