新米ママ・眞鍋かをりが「何の地獄かと…」子育ての苦悩に共感

2016/02/01 12:40 配信

芸能一般

子育て中に孤独を感じたことがあると語った虻川美穂子

1月31日放送の「NHKスペシャル ママたちが非常事態!?」(NHK総合)で、母親の抱える悩みや不安の原因が最新科学で解明され、現在3か月の赤ちゃんを子育て中の眞鍋かをりら出演者を驚かせた。

産後の乳幼児と過ごす日々を思い返し、世のお母さんたちが漏らした「何の地獄かと思った」との声に、眞鍋は「私も最初、本当『これ地獄だな』って思いました。子どもと1対1になる時間が怖くて」と語り、40歳で男児を出産し、現在ママ歴11か月の虻川美穂子も「ママ友もうまく作れないし、孤独感もあるし。自分だけじゃないんだ~って思って安心しました」と共感しきり。

調査によると「子育て中に孤立を感じる」というママは7割に及ぶといい、その原因が番組で解明された。妊婦の卵巣の中でたくさん分泌されたエストロゲンというホルモンが、産後激減することで、母親の脳内に強い不安や孤独を感じやすくなるそう。

チンパンジーの育児と人間の育児を比較研究する松沢哲郎氏(京都大学霊長類研究所教授)によると、「人間は進化の過程で共同保育するようになり、必要なときには子どもを預けられるようにできている。誰の助けもなく子育てするということはできない。人間はそんなことができるように作られていない」と語った。

核家族率8割の現代日本で、唯一の子育て仲間である夫の育児参加は1日約1時間と欧米とは比べものにならないほど少ない。人類が進化の過程で得た、母親に宿る「共同養育」の本能を無視したような社会構造がママたちを苦しめていたということがわかった。

他にも、母親たちを悩ます「夜泣き」や「イヤイヤ期」を最新科学で解明するVTRを見た眞鍋は「わかっているだけでちょっとラクになりますね」と知的かつ優しい母親の顔を見せ、多くの研究結果に何度もうなずいていた。

「NHKスペシャル ママたちが非常事態!?」(NHK総合)の再放送は2/3水午前0.10~0.59(火深夜)から。