藤原竜也&成海璃子、10月の海に飛び込んだ!

2016/02/01 21:32 配信

ドラマ

「海底の君へ」試写会に登場した(写真左から)藤原竜也と成海璃子

2月20日(土)夜7時30分から放送される藤原竜也主演のSPドラマ「海底の君へ」(NHK総合)の試写会が行われ、藤原と共演の成海璃子がそろって登壇した。

「海底の君へ」は、中学時代のいじめの後遺症に苦しむ男性・茂雄(藤原)が主人公。卒業から15年後に行われた中学の同窓会に、爆弾のスイッチを持った茂雄が現れ、かつてのクラスメートたちに「一緒に死んでください」と叫ぶところから物語は始まる。

実は茂雄は、いじめをきっかけに引きこもりとなり、学生服を見るとパニックに陥り、職は続かず、家族も崩壊寸前という悲惨な状態。そんな中、デパート勤務の女性・真帆(成海)と出会い、心を溶かしていく。しかし、彼女の弟もまた、容赦のないいじめの被害に遭っていた。茂雄はいじめをこの世から断絶するため、凶行に出るというストーリーだ。

会見に登壇した藤原は、「脚本が素晴らしくて、描かれている感情に従ってしゃべれば成立する、というくらい欠点の少ないものでした」と脚本を絶賛。さらに「(作中で)茂雄はいじめに遭った時から暗い海の底にずっといた、と語りますが、そういう一つのものをずっと抱えて…という役が僕に合っていたと思う」と手ごたえを感じた様子。

作中で印象に残ったシーンを聞かれ、藤原は茂雄と真帆が海に飛び込むシーンを挙げた。撮影は'15年10月、冷たい海に飛び込むには大きな覚悟が必要だったようで、藤原は「璃子ちゃんが先に飛び込むんですが、躊躇(ちゅうちょ)なく行って、やはり女優さんはたくましいと感じました」と成海を称賛。しかし、続けて「僕が璃子ちゃんを支えるように泳ぐんですが、なぜか璃子ちゃんがずっと僕のことを押してきて、ものすごく寒い中『何がしたいんだこの子は!?』と思いました」と笑顔で振り返った。

成海は「高いところも苦手なのですが、やらないと帰れないと思って飛びました」と、こちらも印象的な撮影だったという。藤原から「俺があのとき『もう1回(撮り直し)お願いします』って言ってたら、どうした?」と聞かれると、「ちょっと不機嫌(笑)」と笑いながら返し、和やかな雰囲気で会見は終了した。

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