この夏放送の米倉涼子主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~スペシャル」に、ビートたけしが出演することが決定し、会見が行われた。
たけしが演じるのは、国から“最新医療特区”に認定された、日本初となる創薬の拠点「クロス医療センター」の病院長・黒須貫太郎。米倉演じる未知子を“外科医生命の危機”に陥れる引き金を引く、“最凶のキーマン”として暗躍する役どころだ。
米倉とたけしは撮影初日から同じシーンに出演。黒須が愛人に“路チュー”する場面を未知子が目撃するという、衝撃的な出会いから2人の戦いが描かれていく。
たけしは会見冒頭「高須クリニックです」と衣装になぞらえたボケを披露。今回の出演については「もっとうまい役者がいるのに、敵役で立てていただいてありがたい」と感謝した。また、せりふも医療用語が多いため「米倉さんに迷惑掛けてます」と謙遜しきり。
米倉の印象は「こんなに器用な人とは思わなかった。すごいテキパキしてて、役にピッタリ」と褒めちぎった。「僕の担当医も女の先生だけど、同じくテキパキしている。やっぱり女医さんだとああなるのかな」と、米倉の適役ぶりを指摘した。
そして“路チュー”シーンについては「必ず昼にニンニクを食べるので、悪いことしたな」と相手役の岸本加世子を配慮したコメント。また、横から米倉に「結構ノリノリな感じでしたよね」と撮影様子を暴露されていた。
米倉は今回の共演について「何年も前からたけしさんとやりたいと(ゼネラルプロデューサーの)内山(聖子)さんにお願いしていたので、まさかテレビドラマに出ていただけるとは」と感激した様子。
また、米倉はたけしを「悪役とかたくさんやられているので、怖い人かなと思っていたが、めちゃめちゃユーモアがあって、おちゃめな方」と表現すると、たけしは「漫才師出身なもんで」とおどけた。
最後に米倉はたけしに「びっくりしたのが、演出や監督もされているので、演出や本の内容にけんか腰でいらっしゃるのかと思いきや、そうではなくて…」と切り出すと、たけしは「自分は今回は役者で雇われたんだから、当然作品や演出はディレクターのもの。言われたことを忠実に表現できることが役者の役目」と演技に関する自らの美学を語った。
そしてたけしは「俺も監督やった時に、『監督、この部分はこうやって撮った方がいいんじゃないですか?』と役者に言われたら、そいつ二度と使わない(笑)」と笑いを誘った。
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