2月10日(水)にバースデー記念シングル「隣の行方」をリリースする、シンガーソングライターの新山詩織にインタビューを敢行。
いよいよ20歳になる、今の新山だからこそ描ける世界観の表題曲「隣の行方」、カップリングの映画「ホテルコパン」(2月13日(土)公開)主題歌「もう行かなくちゃ。」の聴きどころについて。そしてプライベートの素顔に迫った。
――昨年12月にアーティストデビュー3周年ツアーを終えて、今の率直な感想を教えてください。
これからまた新しい道を進んでいくぞという、区切りの気持ちです。
――ツアーは全国6カ所で行われたんですね。
はい。初めてライブができた場所もありまして、本当にファンの方とも今回のツアーでグッと距離が縮まった気がしています。ここからまたみんなで前を向いて進んでいけるような気がして、自分自身今後の新山詩織が楽しみです。
――ちなみに初めて行かれたところはどこでしょうか?
札幌と仙台と福岡は今回のツアーで初めて行きました。
――やはり各地によってノリは違いますか?
そうですね。場所によって違います。結構、初日の仙台や札幌の方はじっくりと聴いてくれる方が多いなという印象でした。東北ならではの、穏やかな感じもあるのかなと。大阪や名古屋、東京は結構ワイワイと盛り上がってくれる方がいて、本当にその場その場で全然違いました(笑)。
――今回のツアーで特に印象に残っていることは何かありますか?
そうですね。抽象的ですが、お客さんと私でお互いにいろんなものを受け取って渡し、渡して受け取る、というのがすごく多かった気がしました。
――場所ごとにおいしいものを食べられましたか?
はい、食べました! 札幌ではジンギスカンを2日連続で食べたのですが、本当においしかったです。各地でおいしい料理を食べましたが、特に札幌はお肉で心も体も満たされました(笑)。
――ツアーに臨む際、皆さんが必ずしていることはありますか?
ツアー前は、何より体力を付けておくということです。もちろん日々付けておくことが大事なのですが、ツアーが近づくと走りに行ったり、ジムに行ったりしています。体力作りということで、前日もしっかりと食べています。
――当日は円陣を組まれて、皆さんで掛け声をするのですか?
ライブ前に必ずしているのですが、円陣を組む前にメンバー全員に自分の背中をたたいてもらって、パワーを入れてもらうという“儀式”をやります。それから「いくぞ!」って声を出しています。
――まさに「闘魂注入!」ですね(笑)。
そうなんです(笑)。それでみんなが「やるぞ!」という気持ちになりますから。
――バンドスタイルとアコースティックギター1本でのステージとでは、臨む意識は違いますか?
そうですね、自然と歌う意識が違っています。バンドスタイルで自分が歌いながら演奏しているときは、何より盛り上がりたいという意識です。弾き語りは何より自分の声を一直線に届けられると思うので、本当に自分の声を大切に、言葉を大切にという意識をしています。
――そして7thシングル「隣の行方」です。新山さんの誕生日、2月10日(水)に発売されるということですが、この曲の聴きどころを教えてください。
素直な恋愛ソングになっています。今までは割と自分の中での葛藤をストレートに書いてきて、今回20歳になるということで、新たな新山をたくさんの人に知ってもらいたい、見てもらいたいなと思ってこの歌詞を書きました。
――間もなく20歳になりますが、新たな“自分らしさ”はどの辺りに出せましたか?
声も歌い方も、最初のころとは全然違うと思っているのですが、特にストレートに恋愛ソングを書くというのは初めての経験でした。セカンドアルバム『ハローグッバイ』で、初めて自分にない視点で歌詞を意識しながら書きました。一つの新しい形が完成し、今回は20歳に向かうまでの10代最後の曲ということもあって、また新しい自分探しをしていた日々があったんです。街に一人で出てみたり、人間ウオッチングしてみたりして、この人はどういう思いなのかな、どんな気持ちなのかなと考えました。
自分の気持ちとはまた別に、他人目線ということではないかもしれませんが、違う景色を自分の中に取り入れたいという思いがありました。家でひたすら言葉を書き出して歌詞を作ってみるということを繰り返していくうちに、今の自分が出せるものは何だろなと考えて。そう思ったときに、恋愛なのかなと行き着きました。
そしていざ恋愛をテーマに書くと決めたとき、学生時代を振り返って、そういえば学生時代に好きだった人は今どうしているのかな?と思うようになり…。いろんな出来事を思い出していく中で、恋愛というテーマにしたときに思い浮かんだのが、学生の頃に好きになった人のことでした。
――やはり「隣の行方」以外でも、新山さんの紡ぎだす歌詞は実体験が基になっているんですか?
実体験といいますか、本当にストレートに自分の思いを出す楽曲が多いです。やはりそこは自分の中でもブレずにいたいですし、そこは意識して無意識の自分の思いを出すように心掛けています。
――「隣の行方」で特にお気に入りの部分はどの辺りですか?
やはり一番最後のサビは自分にとっても大事な部分ですし、一番この曲の中で言いたいことです。
【「新山詩織の素顔に迫る!(後)足りないから成長できる 」へ続く。同記事は2月9日(火)朝7時掲載予定】
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