フジテレビでは、4月から日曜夜9時にドラマ枠を新設。その第1弾として、芦田愛菜、シャーロット・ケイト・フォックスが初共演にしてW主演を務めるハートフルホームコメディー「OUR HOUSE」(仮)だ。
舞台は、東京の下町。そこに、経済的には決して豊かではないものの、いつも家族が共に過ごしている清貧の大家族・伴一家が暮らしていた。12歳の主人公の桜子(芦田)は、4人きょうだいの2番目の長女。半年前に母親が病気で他界してから、一家の家事全般を一手に引き受けている。桜子自身は、家族のために良かれと思ってやっているものの、“鬼軍曹”さながらに他の家族には有無を言わさぬほど非常に厳しい言動が多く、知らぬ間に家族を恐怖で震え上がらせていることも多々ある。
そんな中、父親・奏太が、交際0日にも関わらず結婚したアメリカ人女性のアリス・シェパード(フォックス)を新しい母親として連れ帰ってくる。憤慨する桜子は、“鬼軍曹”としての実力を余すところなく発揮し、あの手この手で“新しい母親”を追い出すべく、家族全員を巻き込み、さまざまなバトルを仕掛けていく。
一方、アリスは、アメリカ中西部に暮らしていた30歳の女性。写真家になりたいという夢はあるが、バイトで食いつないでいる日々を送っていた。ある日、一人の日本人男性(桜子の父・奏太)と“運命的な出会い”を果たし、“スピード国際結婚、スピード来日”に踏み切る。しかし、フタを開けてみれば、目の前には個性の強い大家族が待ち受けていた。驚きながらも“大家族の母”として生き抜く決意を固めたアリスは、家族一人一人と戦いながら“ラスボス”桜子に、果敢に勝負を挑む。
芦田がフジテレビ連続ドラマに出演するのは「ビューティフルレイン」('12年7月クール)以来、およそ4年ぶり。'11年4月クールには同じ日曜9時枠の「マルモのおきて」で連続ドラマ初主演を果たした。
そんな芦田の見どころは2つ。1つ目は、かわいらしい外見からは想像もできないほど、すさまじい毒舌を繰り出して大家族を制圧する“鬼軍曹”という役柄。2つ目は、初の中学生役でセーラー服を着用すること。実年齢より1歳上の中学1年生の桜子を演じる芦田のみずみずしいセーラー服姿は必見だ。
シャーロットは連続テレビ小説「マッサン」('14~'15年NHK総合ほか)で“朝ドラ初の外国人ヒロイン”となる亀山エリー役で国民的人気を獲得。今回、民放連続ドラマ、初出演にして初主演となるシャーロットがエリー役とは180度異なる役にどんなふうに挑むのか。
脚本は「101回目のプロポーズ」('91年フジテレビ系)、「ひとつ屋根の下」シリーズ('93年・'97年フジテレビ系)など、数多くの代表作を持つ野島伸司が手がける。野島が、フジテレビ連続ドラマの脚本を手がけるのは、「GOLD」('10年7月クール)以来、およそ6年ぶりとなる。日曜9時の“野島ワールド”は、芦田愛菜とシャーロット・ケイト・フォックスという予想外の組み合わせで、どのような物語を紡ぎ出していくのか、期待せずにはいられない。
◆芦田愛菜 コメント
中学生を演じることができるだろうかという不安もありますが、強がりで負けず嫌いな桜子は、素の私に似ていて、共感するところが多いです。私の憧れのひとつでもあるセーラー服を着られるのも楽しみです。
桜子は、4人きょうだいの2番目ですが、私自身はひとりっ子なので、上にも下にもきょうだいがいるのはどんな気分なんだろうと、今からワクワクしています。物語が進んでいく中で、どんな家族になっていくのか、私自身楽しみですし、初共演となるシャーロットさんに負けないように、激しいバトルをしたいと思っています。
◆シャーロット・ケイト・フォックス 子円と
出演が決まった時は、とてもワクワク楽しみな気持ちになりましたが、それと同時に不安になりました。連続ドラマは「マッサン」以降経験してないですし、本当にできるかなと。でも私自身新しいことに、新しい作品にチャレンジしたいという強い思いがありましたので、頑張って絶対にいい作品にしたいと思っています。また、愛菜ちゃんはとてもかわいらしく、すごく演技が上手な女優さんというイメージです。この年齢でこんなにも演技力があるんだと驚いていて、彼女と一緒にお芝居するのが今からとても楽しみ! 彼女との芝居の中で生まれる素晴らしい瞬間をエンジョイしたいと思っています。
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