栗山千明が2000キロを移動する神秘の蝶を追う

2016/02/11 05:35 配信

芸能一般

神秘の蝶「アサギマダラ」との出会いに感動する栗山千明(C)OBS大分放送

栗山千明がナビゲーターとナレーションを務めるドキュメンタリー「神秘の蝶 アサギマダラ 2000キロをわたる旅」(TBS系 OBS大分放送制作)が11日朝9.55より放送される。同番組では、渡り鳥のように日本列島を縦断する”旅する蝶”アサギマダラを1年にわたって追跡。羽に印をつけるマーキングによって、その驚愕の行動範囲を明らかにする。

アサギマダラは日本に広く分布する蝶だが、1980年前半に、羽に標識や捕獲場所、年月日を記入するマーキングによって、大移動をする習性をもつことが分かった。その後2000年には台湾でマーキングされたアサギマダラが鹿児島で再捕獲され、日本と台湾の間での移動も確認。台湾や中国でも調査人口が増えるにつれ、2000キロを超える移動が確認された例もあり、現在ではお互いの研究者や愛好家たちが実地調査の報告をするなど、アサギマダラを通じた国際交流が広がっている。

年に2回、アサギマダラが渡ってくる大分県の姫島でマーキングを体験した栗山は、その後鹿児島県喜界島で、姫島から飛来してきたと思われるアサギマダラを発見。姫島にいた蝶よりもボロボロになった羽根を見た栗山は「蝶は儚く、か弱い印象があったのですがアサギマダラの羽根はしっかりとした生命力を感じました。喜界島で羽根をボロボロにさせている姿を見て、頑張ってここまで来たんだということを実感しました」とコメントした。

また同番組では、アサギマダラを追う人々の姿も取材。年間を通じてアサギマダラを観察する瀬戸内海の島の子供たちや、石川県からオートバイでアサギマダラを追いながら九州へ向かう男性などに密着していく。栗山は「アサギマダラが10センチくらいしかない小さい体で頑張って2000キロを旅をしていくのはなぜなのか。神秘的なところがたくさんあって、それがアサギマダラの一つの魅力なのではないかなと実感しました。そしてアサギマダラを通じて、人々がつながっていくことに物語を感じました。今回、ドキュメンタリーでありながら物語を見ているような、そんな番組に仕上がったと思います。ぜひご覧ください」と語った。

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