田村正和＆北川景子主演の松本清張作品が二夜連続放送

松本清張の“二大旅情ミステリー”がテレビ朝日系でオンエア。

田村正和主演「地方紙を買う女～作家・杉本隆治の推理」と北川景子主演「黒い樹海」が、3月12日(土)と13日(日)の二夜連続で放送されることが分かった。

過去に幾度となく清張作品に出演した田村は「松本清張作品は物語や謎解きに奥行きがあって、深いという印象があります」と語った。

一方、北川は「田村さんを中心とした『地方紙を買う女』は、おそらく誰もがうなずく“ザ・松本清張”！。対する『黒い樹海』は、全体的に役者も若いですし、いい意味でイメージが多少変わる“新しい松本清張”」と分析した。

今回解禁されたイメージカットは両作品の持ち味を凝縮。「地方紙を買う女」では灰色の空の下に広がる雄々しい能登の日本海、「黒い樹海」では壮大な北アルプスを臨む真っ白な雪景色と、劇中にも登場する各作品の象徴的な風景を田村と北川の背景に配置することで、清張作品の重厚さと旅情ミステリー感を打ち出しているという。

第一夜「地方紙を追う女～作家・杉本隆治の推理」は金沢を中心とした石川県が舞台。地方紙で連載をする小説家・杉本(田村)が、他殺の可能性が疑われる心中事件と、自分の小説が「面白いから」と購読依頼をした謎の女性・芳子(広末涼子)との関連性を探り、真犯人を追い詰めていく。

第二夜「黒い樹海」は、長野県を中心に展開。事故死した姉・信子(小池栄子)の死に疑念を抱いた祥子(北川)は、その死について調べ始める。“容疑者たち”が次々と不審死を遂げ、誰が敵で誰が味方か分からない恐怖に包まれる中、姉の死の真実を追い、祥子は孤独な調査を進めていく。

70代を代表する大俳優・田村から、20代を代表する女優・北川へ…世代を超えた主演俳優がバトンをつなぐ『松本清張二夜連続ドラマスペシャル』に北川は、「私も一夜目の放送を心から楽しみにしています。ぜひ二夜連続で、幅広い層の方々に楽しんでいただきたいです」とアピールした。