戸田恵梨香、加瀬亮との再共演に照れ「恥ずかしい」

WOWOWプライムでは、4月2日(土)夜9時から加瀬亮、戸田恵梨香出演のスペシャルドラマ「ドラマW　この街の命に」を放送。ある街の行政組織「動物愛護センター」を舞台に、罪のない動物たちの命を救おうと踏み出した獣医たちの葛藤と再生を描くストーリーだ。

主演の加瀬は、動物愛護センターに配属され、殺処分の現実に困惑する行政獣医・牧田洋を演じる。

戸田は、牧野の同僚で、共に苦悩する行政獣医・幡枝亜紀役。加瀬と戸田の共演は「SPEC」シリーズ('10年ほかTBS系)以来初となる。また、センターの改善に向けて先頭に立つ新任所長・高野綾子役で田中裕子が出演する。

脚本を読んだ加瀬は「丁寧に書かれていて、淡々とした静かな話だと思いました。結論を急がずに、声高に何かを叫んでいないところも好きでした」とコメント。

既に終了している撮影について「共演者たちがみんな愉快で素晴しく、とても充実した撮影でした。人と動物などの問題は、“業”を含む難しい題材ですが、このような機会をいただいて、自分にとってさまざまな角度から考える良い時間となりました」と振り返った。

「SPEC」以来の戸田との共演に「戸田さんのマネジャーさんと自分のマネジャーが、現場でモニターを見ながら『敬語で戸田と加瀬が話してること自体ものすごい違和感だね』などと、SPECの時との違いを笑っているのを目撃しました(笑)」と“内部告発”。

おどけながらも「SPECの時とは全く違う役でしたが、自分自身は戸惑いは全くありませんでした。戸田さんは、とても信頼している役者さんで、いつでも刺激と安心を撮影に与えてくれる人」と戸田への敬意を惜しげもなく語った。

また「戸田さん一人がズバ抜けて犬との接し方に長けていて、びっくりしました」(加瀬)と新発見もあったことを明かした。

一方、戸田は本ドラマについて「私自身子供のころから犬と生活をしてきて、この台本を読んだ時には戸惑いました。ですが、一人でも多くの人に事実を知ってもらうべき題材だと思いましたし、やらせていただけて良かったと思っています」と率直な感想を口にした。

加瀬との共演には「髪の毛も伸びていますし、スーツじゃないし、表情も柔らかですし、なんだか妙に恥ずかしかったのを覚えています」と照れの発言をしつつ、「殴り合いがないのが寂しかったです(笑)」と、加瀬同様に笑わせて、衰えぬコンビネーションを感じさせた。

戸田は最後に「ドラマでは描ききれない事実があります。この作品をきっかけに、犬猫に興味がない方たちにも、今日本では何が起こっているのかということに興味を持ってもらえたら」と視聴者へメッセージを送った。