毎週月曜に放送中の「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)で、有村架純演じるヒロイン・音と同じ介護施設で働く、船川玲美役の永野芽郁にインタビューを敢行。ここまで演じてきた感想や現場でのエピソードなどを語ってもらった。
――ここまで演じられてきた感想をお願いします。
最初に台本を読んだときは、玲美のキャラクターをつかむことができなかったのですが、演じていくうちに、思ったことははっきり言葉にできる素直な子なんだなと思いました。はっきり物を言うので大人なのかなと思えば、周りに迷惑を掛けてしまったり、愚痴を言うことも多くて。あまりにもはっきり物を言うのでビックリしちゃうくらいで(笑)。
でも、そこに悪気がある訳ではないと思っているので、せりふも新鮮で演じていてとても楽しいです!
――自分と似ている部分はありますか?
私はいつも何かを言う前にあれこれ考え、結果的に何も言わない方がいいかなと思ってしまうので、私とは真逆なタイプだなと思いました。
――実年齢よりも年上の役になりますが、その部分で難しさはありますか?
自分より年上の人を演じることは今までもあったのですが、ここまで年上でましてやお仕事をしている役はこれが初めてで。どんな職種も“仕事は大変”と思っていましたが、ケアワーカーとなると何が大変で、実際に何をしているのか、想像も付かず、自分がどう映るのか不安でした。私は結構はしゃいでしまうタイプなので、いつもより落ち着いていられるよう「自分は大人だ! 大人だ!」と言い聞かせて乗り切っています(笑)。
――現場では有村さんと一緒のシーンが多いようですが、お話もされますか?
はい! お芝居のことだけではなくて、いろいろなお話をしています。私は面白い動画を見ることが好きなので、有村さんにも見ていただいたり、豚の耳と鼻が自分の顔に付くカメラアプリで一緒に写真を撮っていただいたときもありました(笑)。有村さんはいつも優しくて、本当にすてきな方だなと思っています!
――脚本がヒットメーカー・坂元裕二さんで、グッとくるせりふの名手ですが、印象に残っているせりふはありますか?
2月22日(月)放送の第6話、朝陽(西島隆弘)と音(有村)のシーンで、玲美が「私たちって消耗品なんですか?」と朝陽に言うせりふがあるのですが、あの言葉は胸を締め付けられました。玲美が発するせりふで一番深く考えさせられた言葉でした。
――あのせりふは玲美じゃなくて、他の人もグサッときそうですよね。
玲美がこんなことを言う子になったのだなと驚きました。第6話からまた年齢が5つ上がるのですが、5年たったという部分をうまく見せられたらいいなと考えていました。落ち着いた部分もあるけど、思ったことを素直にぶつける子、という芯の部分は変わらないように意識して演じています。
――タイトルにちなんで「いつか●●を思い出してきっと泣いてしまう」ということは何かありますか?
あります! たくさんあります! 私、涙もろいのもあって。最近では、「全国高校サッカー選手権」の“応援マネージャー”として、いろいろなチームの取材をしたり、試合を観戦する機会があったんです。本当に感動的な体験ばかりで、選手の皆さんが頑張っている姿を思い出すと、今でも泣きそうになります。
――なるほど。では、永野さんが一番リラックスできるときはいつですか?
おうちでこたつに入っているときです。自宅に帰って、お風呂に入って、こたつでテレビを見てボ~っとしているときが、一番リラックスできます(笑)。
――確かにこの時期はそれが一番ですよね!
本当に幸せなんですよ~。そこに猫が近寄ってきたりするとたまらないです! あれはTHE RELAXです(笑)。
――やっぱりみかんを片手に?
いえ、うちはみかんではなくリンゴが置いてあるんです。でも、リンゴは切らなきゃいけないので手を出さず(笑)。隣に置いてあるあめやサキイカなどを食べています。もう、それを考えただけで幸せです(笑)。
――そうなると行動範囲も狭くなりそうですね(笑)?
全然動かないですね~(笑)。必要になりそうなものは周りに用意してからこたつに入ります! 新たに必要なものが出たら、こたつの近くを通った家族に甘えて頼んでしまいます。動かないことが幸せなんです(笑)。
――では、マイブームは何かありますか?
以前からギターとドラムにハマっていて、たくさん練習しています。あとは、最近カメラにハマっています。携帯電話のカメラで撮ることが多いのですが、撮影をすると顔に動物の耳や鼻が付くカメラアプリが面白くて、写真を撮って、「豚だ~! ヒヨコだ~! ウサギだ~!」って友達と盛り上がっています(笑)。
何種類もあるので、楽しくてそればっかり撮っていたら、携帯の写真フォルダが豚顔の写真ばかりになりました(笑)。一応、一眼レフのカメラもあるので、いろんな写真に挑戦したいです。
――今後、女優としてこういう女優になりたい、こういうジャンルに挑戦したいなど、夢を教えてください。
昨年「俺物語!!」という映画に出演させていただいてから、私にはふわふわした女の子らしいイメージがあると思うんです。今後は180度イメージの違う役に挑戦したいです。“永野芽郁どうしたの?”と思われるような役。きっと難しくてお芝居も全くできなくて苦しむと思うんです。それでも、とことん役と向き合って、いつかやりきった!と達成感を味わえるくらいになりたいですね。今は、いろんなことを吸収して少しずつ演技の幅を広げていけたらなと思っています。
――では最後にドラマの見どころを教えてください。
第6話から5年後になって、みんなが大人になった後に進んでいくストーリーなのですが、自分でも台本を読んでいて「どうして?」という疑問と、ワクワクする気持ちになりました。すごく悲しい状況にもなるのですが、いろいろな思いで見られる内容だと思うので、今後どうなるかを予想しながら見てもらえたらうれしいです。いい意味で裏切られるんじゃないかと思うし、毎週テレビの前で正座して見てほしいですね(笑)。
――そこはこたつじゃなくていいんですか?
そうですね! みんなこたつで見ましょう(笑)。友達と一緒に見ていても、人によって感じるものが違うと思うんです。なので、見た後に感想を話し合うのも面白いと思うので、学校や仕事場などで話題に出してもらえたらうれしいです。最後まで応援よろしくお願いします!
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