6人組ダンス&ボーカルユニット・La PomPonが、2月20日にテレビ朝日の多目的スペース「umu」でライブイベント「La PomPon定期公演 Vol.8 Special Edition ~挑戦!!!!!!~」を開催した。
恒例の定期公演ライブだが、今回は慣れ親しんだEXシアター六本木ではなく、テレビ朝日のumuという新たなステージが舞台。そんな新たな始まりのステージとなる定期公演・二部構成の第二部に潜入した。
ライブのスタートと同時に、KARENとHINAというグループ屈指の高身長コンビが勢いよくステージに飛び出し、「La PomPonは夜行性のメンバーが多いので二部も盛り上がっていきましょう!」と元気よくMCが始まる。
成長期真っただ中のKARENの身長が伸び、メンバーの中でも特に背が高いHINAと「2人合わせて『進撃の巨人』です!」と、恒例の自虐交じりのボケでつかみはOK。
2人の身長差がほとんどないことから、その場で2人が背中合わせでどちらが高いか測ってみることに。だが、まだまだお姉さんのHINAの方が高いようで、KARENは少し残念そう。
観客との距離も近く、ファンとのコミュニケーションもバッチリの中、「椅子に座るんじゃなくて、立って盛り上がっていきましょう~!」というHINAの煽りから、観客総立ちで1曲目の「FUTURE POP DANCE ANTHEM」が流れる。
それまでの緩いトークから一転し、激しくキレのあるダンスで一気にラポンター(ファンの愛称)のボルテージが上がっていく。
2曲目には「名探偵コナン」(日本テレビ系)のオープニングテーマに起用され、オリコン初週8位にランクインした「謎」を披露。ダンス上手のYUKINOやMISAKIらが軽やかなステップを踏む。
「HOT GIRLS」と続き、ノリノリの観客をさらに煽るべく「盛り上がっていきますよ! 手拍子お願いします」というKIRIの高い声が響き、「恋のABC」でカラフルポップなパフォーマンスにつながっていく。
そして、ことしデビュー25周年を迎えた伝説のアーティスト・ZARDの名曲を現代によみがえらせた「運命のルーレット廻して」が流れると、ファンからも大きな歓声が。手を大きく振る印象的な振り付けで、東京モード学園の生徒とデザインコラボしたカラフルな衣装がキラキラと光輝いた。
曲が終わり、最初の全体MCではおのおの自己紹介。今回「挑戦」がテーマということで、VTR企画「La PomPonのヤダ! 2部編」の映像が流れ、しばしファンたちも静かに見守る。
映像ではKIRIが「足つぼ縄跳び」を、KARENが「箱の中身は何だろな?」ゲーム、そして辛い食べ物が苦手なHINAが辛いカップラーメンを食べるという挑戦に。静かに見守る観客も、メンバーの不甲斐なさを見て、失笑したり、ツッコミを入れたり、思い思いの楽しみ方で見詰めていた。
映像を終え、「ヤダ!嫌だ!ヤダ! ~Sweet Teens ver.~」「BUMP‼」とノリのいい曲を立て続けにパフォーマンス。KIRIのパワフルかつキュートな高音ボイスがumuの観客を圧倒しながら、再びMCへ。
そして定期公演恒例のカバーブロックに入り、MISAKIがピアノ弾き語りで松任谷由実の「卒業写真」としっとりと歌い上げる。昔からピアノを習っていたというMISAKIらしく、しなやかな指使いで名曲をソロで披露した。
また、YUKINOとKARENは倉木麻衣の「Stay by my side」を、MISAKI、RIMA、HINA、KIRIは4人でプリンセス プリンセスの「DIAMONDS」を、それぞれ原曲とは違った魅力を放ってパフォーマンス。観客もいつもと違うメンバーの表情や動きに魅了されていた。
そしてフルメンバーがそろい、ダンスパフォーマンス曲「LPP DANCE ANTHEM」に「Step by Step ~ろっぽんぎで頑張るワタシタチ~」「サヨナラは始まりの言葉」を続けて披露し、深々とお辞儀をして本編が終了した。
その後、ラポンターたちの大声の“アンコール”が鳴り響き、メンバーが元気良くステージに戻ってくる。KARENは「ではアンコールでは、“六本木”にまつわる曲を!」というコールから、「ろっぽんぎ体操 ~愛コトバはジャンパラポン!~」へ。
ここで自他共に認める(?)体操マスター・HINAが、同曲内に登場する“愛コトバ”「ジャンパラポン」の振りをみんなに教えることに。ノリノリで体操の指導をして、同曲から「ろっぽんぎのうた♪」「ロッポンギ音頭」と彼女たちの“本拠地”六本木にまつわる曲をパフォーマンスし、定期公演を終えた。
華やかな衣装で踊り、歌ったLa PomPonのメンバーたち。持ち味だというダンスはもちろん、個々のメンバーそれぞれ高い歌唱力を持ち、常に全開スマイルでのパフォーマンスを見せられたら、ポンポンッとおなかが出てきたおじさん記者は、簡単にラポンターになってしまうわ。
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