「かわいすぎる」と各メディアで話題のビーチバレー選手・坂口佳穂の沖縄での強化合宿に密着した。
坂口は現役大学生ながら'15年から本格的にJBVツアーに参戦。同年6月にはJVAビーチバレーボールシリーズA志摩大会で国内メジャー大会デビューも果たし、今最も注目を集めるビーチバレー選手だ。
取材当日は最高気温が20℃まで上がるも曇り空で強風に見舞われた。そんな中、坂口は来シーズンよりペアを組む鈴木悠佳子選手らと朝9時より練習を開始。助走をつけたり左右に動いて受けたりする連続レシーブ、トス、スパイクなどの技術練習からゲーム形式の練習まで3時間半余りのメニューをこなした。
時折悔しそうな声を上げたり恥ずかしそうな笑顔を見せたりしつつも、積極的に声を掛け合いながら真剣な表情で取り組む姿が印象的だった。練習後の坂口を直撃した。
――きょうの練習はいかがでしたか? 風も強く、かなりハードに見えましたが?
まだ普通な方です(笑)。でも、きのうときょうは風が強いのが大変ですね。ボールが風に流されてしまうので、すごく頭を使わなきゃいけないんです。試合でもこれくらい風が強いときがあるんですが、ボールのコントロールが本当に難しいんです。
――見ていても大変そうでしたね。ところで沖縄での合宿中、オフはありましたか?
ありましたよ。瀬長島(せながじま)の温泉に入ってきました! 立ち湯という深い温泉があるんですけど、そこの目の前に海が広がっていて。海と夕日を見ながら温泉に漬かって本当に気持ちよかったです。昼間に来ても景色がきれいだと思います。
――最後に、来シーズンの意気込みを教えてください。
5月からシーズンが始まりますので、それまでに課題を一つずつクリアしていきたいです。一番の目標は9月の霧島酒造オープンで優勝すること。地元の宮崎で開催なので、おばあちゃんを喜ばせたいです!
関わった人全てをとりこにさせるようなピュアな笑顔はまさしくビーチの“妖精”。ツアー参戦2年目のことしの活躍に期待したい。