「精霊の守り人」綾瀬はるか『お色気シーンに驚き』

2016/02/24 20:36 配信

ドラマ

「精霊の守り人」で主人公・バルサを演じる綾瀬はるか

3月19日(土)から放送を開始する、綾瀬はるか主演の放送90年大河ファンタジー「精霊の守り人」(NHK総合)の試写会が行われ、綾瀬の他、小林颯、高島礼子が出席した。

精霊の守り人」は、上橋菜穂子の人気シリーズをドラマ化した長編ファンタジー。全22話を3年かけて放送するという大作で、3月19日(土)から4週連続でシーズン1が放送される。

短槍使いの女用心棒・バルサ(綾瀬)が、精霊の卵を宿した王子・チャグム(小林)と出会い、チャグムを危険視する父・帝(藤原竜也)や精霊の卵を食べる魔物からチャグムを守って旅をするというストーリー。

全編4Kで撮影された映像美はもちろん、見どころの一つは迫力のアクションシーン。会見に登壇した綾瀬は、「バルサは短槍を使って戦いますが、筋力がないとやりに自分の体が振り回されてしまうことに気付いて、毎日筋トレをして撮影に臨みました。朝から晩までアクションシーンをまとめて撮っていたので、部活の合宿みたいでした(笑)」と撮影を振り返った。

一方、子役の小林は、作中の気位の高い王子役から一転、殊勝なコメント。「第1話を見て、自分の中では『まだまだだな』という感じがしますが、これからもっと進化していくので、2話、3話と見て、ぜひ感想を聞かせてください」と取材陣に呼び掛け、会場を沸かせた。

そしてもう一人、作中とのギャップで驚かせたのは高島。演じる先住民族・ヤクーの呪術師・トロガイの姿は、ぼさぼさの白髪に、浅黒く皺の刻まれた肌と、普段の高島とはまるで別人。高島は「特殊メークは最初、完成まで5時間かかりました。途中からスタッフさんも慣れてきて、最終的には3時間ちょっとくらいに時間短縮できたのですが、それだけ支度時間をいただけたので、役にしっかり気持ちが入っていきました」と語った。

原作は世界中で愛される人気作で、すでにアニメ化もされているが、綾瀬は「いろいろなバルサ像に惑わされず脚本や衣装やメーク、ヘアや、共演者さんたちと作っていこうと思っていました」。

さらに、第1話を見て脚本との違いに驚いたシーンについて「チャグムの母である二ノ妃(木村文乃)と、聖導師(平幹二朗)のシーンがお色気シーンになっていて驚きました。あんなに絡み合う感じだとは…」とコメント。

そのシーンとは、バルサにチャグムを託すことを思いついた二ノ妃が、王の側近である聖導師に、王宮にとらわれたバルサとの面会を懇願するシーン。渋る聖導師を、色香を漂わせながらどう喝するというものだ。台本のト書きよりもアダルティックな雰囲気になっているようで、綾瀬も「印象に残りました」と笑顔で語った。