松岡茉優、福田和子に「正気と狂気の狭間のよう」

2016/02/26 08:00 配信

ドラマ

松岡茉優と安田顕が「実録ドラマスペシャル 女の犯罪ミステリー 福田和子 整形逃亡15年」で共演する(C)テレビ朝日

3月17日(木)に放送される寺島しのぶ主演作「実録ドラマスペシャル 女の犯罪ミステリー 福田和子 整形逃亡15年」(夜7:00-8:54テレビ朝日系)に、松岡茉優安田顕が出演することが新たに分かった。

同ドラマは、'82年に起きた愛知・松山ホステス殺害事件の犯人・福田和子の半生を、実録ドラマとして描く作品。寺島が福田を演じる。

実際の報道や関連記録を基に、過去に起きた一連の事件を描く実録パートと現代のとある出版社の編集部が、取材を通してその事件を知っていく現代パートの両面から進行。松岡と安田は、その現代パートに出演する。

松岡が演じるのは「週刊フォーラム」の新人編集部員・如月夏希。安田演じる編集長から福田和子事件について調べるよう指示を受け、取材の旅に出るという役どころだ。彼女が現代パートでドラマのナビゲーター的役割を務め、事件に新たな視点を加える。

松岡は福田について「逃亡犯として狡猾で身を隠すことがうまかったのに、なぜこの時自ら捕まるような事をしたんだろうと思う事が多くて、正気と狂気の狭間を見ているようでした。特段、見目麗しいわけでもないのに、なぜ多くの男性をあそこまでとりこにしたのか。女性だったら『なんで?』という探究心に駆られると思います」とコメント。

一方、安田は「私はリアルタイムで事件を知っている世代。当時、公開された福田和子が電話口で逆探知を恐れている肉声『危ない、危ない』という声は、一生忘れられません」と、福田の強烈な印象を語る。

また、安田は共演することになった松岡について「茉優ちゃんはとてもきちんとしています。自分の演技が微妙に変わっただけで、すぐに茉優ちゃんの反応にも変化が現れるので、すごく勉強になります。すごい世代が現れたなと思います」と、絶賛した。

最後に松岡は「約20年たっている今だからこそできるドラマだと思いますが、人が亡くなっていて、傷ついている方が今でもいるのは事実です。実際の事件を扱っている以上、心して作品を作っていきたいと思っています」と、意気込みを語った。