現地時間2月28日(日本時間29日)に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた「第88回アカデミー賞授賞式」で、「レヴェナント:蘇えりし者」が主演男優賞(レオナルド・ディカプリオ)、監督賞(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)、撮影賞(エマニュエル・ルベツキ)の3部門を受賞した。
ディカプリオは5度目のノミネートで悲願のオスカーを獲得。休養宣言を撤回しての演技は、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞、全米俳優組合賞ら22の主演男優賞を受賞していたが、ついにアカデミー主演男優賞に輝いた。
また、監督賞の受賞したイニャリトゥ監督は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」に続く2年連続の受賞。史上3人目、65年ぶりの快挙となった。さらに、撮影賞のルベツキも史上初の3年連続受賞という快挙だった。
日本では4月22日(金)から日劇他、全国でロードショーされる。受賞者のコメントは以下の通り。
■ディカプリオ:本当にありがとうございます。ここにいる皆さんに感謝します。「レヴェナント:蘇えりし者」は信じがたいキャスト、スタッフの努力のたまものです。トム・ハーディは兄弟のように取り組んでくれ、素晴らしい才能を出してくれました。そして素晴らしい友情を築いてくれました。(2年連続への受賞に対して)監督は過去2年間で映画の歴史を切り開き、時代を超越することをしてくれました。チームの皆さんに感謝します。両親にも感謝します。
■イニャリトゥ監督:こんなことが起きるなんて信じられません。この賞を受けることは素晴らしいことです。クレイジーで才能豊かなキャスト、スタッフ、いろんな大陸で撮影した方々…いろんな人と共有したいです。レオ、君こそが“レヴェナント”だよ。人生を注ぎ込んで演技してくれてありがとう。トム・ハーディや、先住民の皆さん、英国兵の皆さん…多くの方からのさまざまなサポートに感謝しています。本当に興奮しています。そして、同じように恵まれていない人もいるので、この世代であらゆる偏見を自ら解放しましょう。肌の色など全く意味がないのだと。髪の長さの違いと同じでね。
■ルベツキ:アカデミーに感謝します。キャストとスタッフの皆さん、同士たちとこれを共有したいです。この作品はパッションを持って作りました。リージェンシーやFOXは自由を与えてくれ、サポートを与えてくれました。妻、愛しています。誕生日おめでとう。友人にも感謝します。シネマフォトグラファーにも感謝しています。本当にありがとうございます。
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