山崎賢人が新人俳優賞で「初心忘れず精進したい」

2016/03/05 00:39 配信

映画

「oragnge-」でタッグを組んだ土屋太鳳、山崎賢人。共に新人俳優賞を受賞した(C)2015 映画「orange」製作委員会 

第39回日本アカデミー賞授賞式が4日行われ、映画「orange-オレンジー」など2作品に出演した俳優の山崎賢人が新人俳優賞を受賞。「初心を忘れず精進していきたい」と、喜びの一方で気を引き締めた。

第39回は2014年12月14日からの約1年間に公開された映画作品が対象で、新人俳優賞は、主演・助演クラスの役柄で強い印象を与え、これまで日本アカデミー賞での受賞歴がない俳優に与えられる。山崎は、「orange―」と「ヒロイン失格」の2作品での演技が評価されての受賞となった。

1994年9月7日生まれ、21歳の山崎は、中学3年生の時にスカウトされ、2010年7月期ドラマ「熱海の捜査官」(テレビ朝日系)で俳優デビュー。2014年の映画「LDK」で演じた“壁ドン”が新語・流行語大賞トップテンに選出、2015年4月期の連続テレビ小説「まれ」(NHK総合ほか)では、ヒロイン・津村希(土屋太鳳)の夫となる漆職人・紺谷圭太を好演。さらにドラマ「デスノート」(日本テレビ系)で演じたL役で、人気を不動のものとした。

映画「ヒロイン失格」では彼女と幼なじみとの間で揺れる“ヘタレ男子”寺坂利太を、「orange―」では、「まれ」で共演した土屋太鳳と再びタッグを組み、笑顔の一方で心に深い傷を負った高校生・成瀬翔を演じた。土屋も今回、映画「orange―」での演技が評価され、ともに新人俳優賞を受賞している。

受賞式で山崎は「また、ここをスタートと思ってこれからも初心を忘れず、一歩一歩精進していきたいと思います」と、緊張の面持ちで新人俳優賞受賞の喜びを語り、司会の宮沢りえから映画の現場で一番強く感じたことを問われると「大人の人たちが本当に楽しんで、一つひとつ楽しみながら撮っている姿を見て、すごくカッコいいなと思いました」と笑顔を見せた。

ことしは「オオカミ少女と黒王子」「四月は君の嘘」公開を控え、2017年にも「一週間フレンズ。」の公開が発表されるなど、今最も勢いのある若手俳優。そんな山崎の飛躍の年となった20歳の1年間を追った初のDVDつきメモリアルBOOK「Scene#20」(KADOKAWA刊)も発売中。プライベートSHOTも公開するなど、人気俳優の素顔を詰め込んだ1冊となっている。

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