北川景子、田村正和は「本当に実在されるのかなと…」

3月12日(土)、13日(日)に二夜連続で放送される松本清張の“二大旅情ミステリー”、田村正和主演「地方紙を買う女～作家・杉本隆治の推理」と北川景子主演「黒い樹海」の合同会見が都内で行われ、両作で主演を務める田村と北川が登壇した。

「地方紙を買う女―」で主演を務める田村は「ちょうど1年ぶりにドラマをやらせていだきます。今回は小説家の役です」、「黒い樹海」の主演・北川は「初めて松本清張ドラマをやらせていただきます。私は突然の事故で唯一の肉親だった姉を亡くしてしまう、新聞記者の女性を演じました」と、それぞれ役どころを説明。

MCの下平さやかアナからお互いの印象を聞かれた2人。田村は「最近芸能ニュースで拝見しました。(実際に会って)本当におきれいな方ですね」とフランクに“ジャブ”を入れ、北川は「ありがとうございます！　恐縮してしまいます」と、照れ笑い。

一方、田村について北川は「最初、自己紹介をするのがやっとだったんですけど、きれいと言っていただいて余計に緊張しましたし、圧倒されました」と、敬意を表す。

さらに、実際に初めて会って「小さいころからテレビや映画で拝見している田村さんのままで、正直本当に(田村は)実在されるのかな？というくらい伝説の方なので、きょうお会いして、本当にいらっしゃるんだと。それにこんなに時間がたってもずっとお変わりになられなくて、お若くていらっしゃるので、すごくすてきです！」と賛辞を送ると、田村は照れつつもガッツポーズをして喜びをかみ締めていた。

さらに北川からずっと第一線で活躍していく秘けつを聞かれた田村は「頭を使わないこと」ととぼけながら、「細かいことを気にしないでのんびりと。ただただ与えられた仕事をやり続ける、それだけですね。特に気を付けていることもないし、そんなところです」と穏やかに言い、アドバイスした。

それを受け、北川は「女優さんはたくさんいらっしゃいますので、自分に役がいただけているというのがありがたいことなので、毎回一つ一つの役、作品、細かく言えば一つ一つのシーンをコツコツとその日出せる力を出し切り、積み重ねていくうちに女優を長く続けていけたら。それくらいしか今の自分にはできません」と語った。

また、これまで多くの清張作品に主演してきた田村は、清張作品の魅力を「奥行きが深いということです。重いけど、ドスンとくるのが特徴かなと思いますね」と、経験者ならではの重みのある言葉で評した。

さらに、田村は「地方紙を買う女―」に芸者役で出演したAKB48の渡辺麻友にすっかりハマったようで「今回は、麻友ちゃんの『恋するフォーチュンクッキー』のフリが見られたのが一番良かった(笑)」と、打ち上げで見た生の踊りに感激していた。