「銀魂晴祭り」で空知英秋氏が「おそ松さん」いじり?

2016/03/08 00:00 配信

アニメ

「銀魂晴祭り2016(仮)」イベントが3月6日に行われた(C)空知英秋/英社・テレビ東京・電通・サンライズ・アニプレックス

空知英秋氏の人気漫画をアニメ化した「銀魂」(テレビ東京系)のイベント「銀魂晴祭り2016(仮)」が、3月6日、昼夜2回にわたって東京・両国国技館で開催され、杉田智和らが出席した。

原作は'03年から「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載開始し、独特なセンスのギャグとシリアスな感情ドラマが同居する作風で、連載10周年を突破。今なお高い人気を維持しており、アニメも今年で放映開始から10周年を迎えている超人気作品だ。

昼の回では、長年作品を支えてきた熱心なファンが、両国国技館と全国50箇所のライブビューイング会場に集結。現在、クライマックスを迎えているアニメ本編の熱気がそのままステージ上に乗り移ったような大興奮のイベントを、昼夜約3万5000人が堪能した。

イベントは、アニメの放映再開時と同じく“謝罪会見”という「銀魂」らしい毒の効いた演出でスタート。そこから、キャスト陣の生アフレコとアーティストのライブが絡み合う濃厚な内容へと展開していった。

出演キャストは主人公・坂田銀時役の杉田を筆頭に、阪口大助(志村新八役)、釘宮理恵(神楽役)、千葉進歩(近藤勲役)、中井和哉(土方十四郎役)、鈴村健一(沖田総悟役)、太田哲治(山崎退役)、石田彰(桂小太郎役)、高橋美佳子(お通、定春役)のレギュラーメンバー。

さらに、スペシャルゲストとして小野友樹(徳川茂茂役)、小林ゆう(猿飛あやめ役)、日野聡(神威)、島本須美(沖田ミツバ役)も出演するなど、笑いあり、感動ありの名場面の数々が演じられ、観客は「銀魂」の世界に引き込まれる。

また、主題歌を担当したBLUE ENCOUNT、ねごと、CHiCO with HoneyWorks、THREE LIGHT DOWN KINGS、DOESのアーティスト陣が繰り広げたライブも白熱。特に現在放映中のシリアスエピソード「さらば真選組篇」の名場面を再現した生アフレコとDOESのライブ演奏が一体となったパートはこの日のクライマックスとも言うべきシーンで、熱気あふれる演技と演奏が会場を感動と興奮に包んだ。

他にも高杉晋助役・子安武人からのコメントや、おなじみの「お通ライブ」ではお通親衛隊でもある新八役・阪口が宙を舞うなど、驚きの演出も多数。出演キャストが140字以内にまとめたファンへのメッセージは、公式Twitterでも掲載されている。

そして最後は、原作者・空知氏からの“愛のこもった”メッセージが。空知氏が現在人気のアニメ「おそ松さん」に絡めて、藤田陽一氏(アニメ「銀魂」前監督で現在は監修「おそ松さん」で監督)と、鈴村健一(「おそ松さん」イヤミ役)をイジり、最後は会場全員での「シェー!」の大合唱という、ある意味「銀魂」らしいエンディングとなった。

しかし…本当のサプライズはこれから。エンディング後に、現在連載中の原作で展開中のエピソードの1シーンをキャスト陣が演じる映像がモニターに映し出され、観客騒然。その映像が何を意味するのか詳しい言及はなかったが、今後の展開からも目が離せなそうだ。

さらに、7月16日(土)には、幕張メッセでこの日熱い演奏を披露したアーティスト陣が集結するライブイベント「ANI-ROCK FES.~銀魂LIVE CARNIVAL 2016~」の開催も決定した。

アニメの放映は3月いっぱいで終了となるが、「銀魂」コミックス第65巻、66巻の2巻連続でアニメDVD同梱版の発売が予定されるなど「銀魂」の歴史はまだまだ終わらない。

坂田銀時役の杉田は「調子に乗ったやつから死ぬと気を付けていたら10年たった。アニメ銀魂10周年おめでとうございます。次の11年目の一歩はもう始まっております。みんな一緒に一緒に一緒に…」と振り返り、志村新八役の阪口は「両国なう。いやあ、10周年ですかあ。長い付き合いになりましたね。この先どうなるかわかりませんが、まぁまぁ、ゆるゆると」としみじみと語る。

一方、釘宮は「銀魂10周年。笑いあり涙あり、そして幸せいっぱいの怒涛の10年でした! 10年、10年と連呼できるのも絶え間なく愛情を注ぎ続けてくださった皆さまのおかげです。本当にありがとうございます! もし良かったらこれからも、どうぞよろしくお願いします!!」と、ファンに感謝した。

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